Scuderia AlphaTauri driver Pierre Gasly poses for a portrait in Istanbul, Turkey.
© Nuri Yilmazer / Red Bull Content Pool
ランニング

ピエール・ガスリーが語る “F1ドライバーがランニングに取り組む理由”

F1ドライバーのピエール・ガスリーとマラソンランナーのラハフ・ハティーブがランニングのメンタル面への効果について語った。
Written by Trish Medalen
読み終わるまで:3分Published on
【Wings for Life World Run 2022】が開催される5月8日まで、様々なゲストを迎えて様々なテーマについて語るポッドキャスト【Why I Run】(英語音声)が毎週公開されている。エピソード4ではF1ドライバーのピエール・ガスリーが出演し、ランニングが世界と自分を繋げてくれる様々な方法について語った。
「ランニングを心から楽しんでいるんだ」とガスリーは切り出す。
「僕たちF1ドライバーは1年で約50カ所を移動しているから、観光客のような気分で新しい場所を発見できるランニングは、その街を知る良い手段になっている」
ガスリーはランニングを、滞在する土地との繋がりだけではなく、様々な人たち(特に同じランナーたち)との繋がりも得られる素晴らしい手段として捉えている。
「友人や他の誰かと一緒に走るのはいつだって楽しい。なぜなら、プライベートな時間を共有しているからさ」とガスリーは語り、さらに続ける。「だから、よりプライベートな話題について話せるんだ」
ガスリーはF1トレーニングの一環として週数回ランニングに取り組んでいるが、プロフェッショナルなアスリートでなかったとしても、彼は定期的にランニングをしていたはずだ。
「ランニングを続ければ自分の進捗を週単位で確認できる。ランニングはフィジカルに対してポジティブな影響を与えるけれど、メンタルに対しても、物事の感じ方に良い影響を与える」とガスリーは語る。
「これはアスリートに限った話ではないと思う。誰でも、自分のために努力して自分をケアすれば、ポジティブな信号が大量に脳へ送られるので、自己肯定感が高まるはずだ」
【Why I Run】のエピソード4では、経験豊富なマラソンランナーのラハフ・ハティーブも出演した。トップスポーツブランドのために世界初のスポーツ用ヒジャブをデザインしたカディブは、影響力の高い女性向けランニング雑誌の表紙にヒジャブ姿で登場したことで世界にその名を知られている。
ラハフ・ハティーブ

ラハフ・ハティーブ

© Khalid Ibrahim

「私は自分の健康長寿メンタルヘルスのために走っています」とハティーブは切り出す。
「ランニングに決まったスタイルはありません。異なる出自やライフスタイルを持った多種多様な人々がいます」
また、ハティーブは大義のために走ることを心がけている。彼女は5月8日に行われる脊髄損傷の治療法発見のためのチャリティランイベント【Wings for Life World Run】にWhy I Runポッドキャストチームの一員として参加する予定だ(チームへの参加方法の詳細はこちら>>)。
Wings for Life World Run 2015に参加したピエール・ガスリー

Wings for Life World Run 2015に参加したピエール・ガスリー

© Teddy Morellec for Wings for Life World Run

F1のスケジュールとの兼ね合いで参加できない場合もあるが、ガスリーも【Wings for Life World Run】のサポーターだ。
「【Wings for Life World Run】に参加する人たちと繋がる方法を見つけるつもりだよ」とガスリーは約束し、所属するスクーデリア・アルファタウリ【Wings for Life World Run】チームを設けていると続ける。
「レースに参加して、同じ時間を共有したいと考えている人なら誰でも大歓迎だよ」
5月8日、【Wings for Life World Run 2022】に参加する世界中のランナーたちは走れない人たちのために走ることでひとつに繋がる。参加登録はこちら>>
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