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カリスマ実業家が教える生産性の上げ方

ファッション&カルチャーシーンで活躍する英国人実業家がビジネスにおける重要な概念のひとつ、生産性(Productivity)を高めるためのヒントを教えてくれた。
Written by Pip Stewart
読み終わるまで:5分公開日:
2013年にHiut Denim Co.を立ち上げたデイビッド・ハイアット
2013年にHiut Denim Co.を立ち上げたデイビッド・ハイアット
デイビッド・ハイアットはオーガニックファッションブランド「Howies」、カルチャープレゼンテーションを世界各国で展開する「DO」、オーガニックジーンズメーカー「Hiut Denim Co.」をパートナーのクレア・ハイアットと共に展開する実業家だ。
今回はそのハイアットにオフィスでの生産性を高めるためのヒントを訊ねてみた。自分でビジネスを立ち上げてみたい、To Doリストを効率良く片付けたい… そんな人たちは是非とも読み進めてもらいたい。

1:ミーティングに制限時間を設ける

「ミーティングは「この時間までに終える」と決めて、必ずその時間内で終えるようにしましょう。たとえ10分でも構いません。これはHiut Denimが自慢できることのひとつですね」

2:ミーティングは少人数で

「大人数のミーティングは時間の無駄です。ミーティングは少人数で行い、個々に具体的なアクションプランが持てるようにしましょう」

3:ミーティングは座らずに

「人は座るとリラックスしてしまいます。ですので、ミーティングを立ったままでやってみましょう。円陣を組む感じになりますし、会議感が増します。座ったミーティングになってしまうと、リラックスして、おしゃべりに夢中になってしまうんです(笑)」

4:テクノロジーを利用する

「私たちのオフィスは小さいので、全社員がすべてを把握しています。最近はSlackを使って社内メールの数を減らそうとしているところです。メールは時代遅れで、私たちを困らせる存在です」

5:色々な労働時間を試してみる

「たとえば、週5日勤務よりも週4日勤務の方がより多くの仕事をこなせる可能性があります。このような労働時間に関する実験は世界中で試されています」

6:限られた時間を有効に使う

「ジェイソン・フリードという面白い友人がいます。彼は37 signalsという企業(Basecampを開発したことで有名)を経営しているのですが、ここのサーバーは、退社と同時にメールを送れなくするように設定されています。彼は週40時間の中で仕事をこなせるようになるべきだと考えているんです。その時間内に終わらせることができなければ、それは自分の能力が足りないというわけです」

7:遅くまで働かない

「遅くまで働くというのは、頑張っているイメージを与えますが、生産性はそこまで上がりません。疲れていればクリエイティブになれません。常に働いている状態は “燃え尽き” に繋がります」

8:金曜日は頭をリフレッシュ

「私たちは “M&Ms” というタイムマネージメントストラテジーを導入しています。ひとつ目のMはメンテナンス(Maintenance)、つまり、ビジネスを回転させるために必要な維持・保全を、そして、ふたつ目のMはモメンタム(Momentum・勢い/活力)を表しています。私たちはこのモメンタムが仕事全体の20%を占めるようにしています。モメンタムとは、まだ決まっていない新しくてクレイジーなプロジェクトを指します。たとえば、映像制作のような、やるべきなのに時間が中々取れなくて実行に移せていないプロジェクトのことです。私たちは1週間をセグメント化して、金曜日をその “モメンタム” に充てています」

9:「ノー」と断る

「私たちにはやりたいことがありますが、日々の仕事に追われてしまうことが多いですよね。時間の歪みにはまってしまうような感じです。みんなが自分の時間を欲しがりますから、自分で自分の時間を守る必要があります。それは “ノー” で断ることから始まります」

10:休みを取る

「私は週末に仕事をしませんし、平日も夜の9時から朝の8時までは電話もメールもチェックしません。オフィスも私が連絡を返さないことは知っていますし、メールの返事が遅いことも知っています。別にさぼっているわけではないですが、社員には私のメールの対応は酷いと自分から伝えています。そうすれば、“彼にメールを送っても無駄だ!” と思ってもらえますからね(笑)」

11:長所を伸ばす

「Hiut Denim Co.のビジネスは『ダビデ対ゴリアテ』です。私たちの最大のライバルである “大きな存在” は大昔から存在しているのです。彼らは私たちが持っていないあらゆるリソースを手に入れていますが、彼らにはスピードとアジリティがありません。巨大な船の方向を変えるには10kmほどが必要になりますし、停船するまでには20kmもかかります。ですので、スモールビジネスを展開する私は、社員に向けて、自分たちにはスピードとアジリティという素晴らしい長所がある、私たちはスピードボートなんだと伝えています。小回りが利くので、どんどん新しいアイディアに挑戦して、失敗して、そこから学び、再挑戦できるのです」
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