ミュージック

5 MINUTES WITH: S-WORD(ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド)

© Tasuku Amada
Written by Hiroshi Egaitsu
彼らはいま、《ヒップホップ》をどう見つめているのか? シーンを長く支えてきたラッパーたちに訊く、一問一答、5分間の定型インタビューシリーズ|#3:S-WORD(スウォード) <全8回>
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【Q1】今やヒップホップはグローバルに一番人気ある音楽です。なぜヒップホップはずっとフレッシュで、いつもクールかつホットな音楽であり続けるのでしょうか?
歴史的な背景とかも考えると、本場アメリカ前大統領はオバマさんだったし、現代における黒人の立ち位置がどんどん広がってきたことにも関係あるかなと。
JAY-Z みたいなラッパーというより社会人としても一番イケてるみたいな大人が出てきて、キッズが憧れる人がラッパーになった。そんな成功者になれるなら皆が人生賭けて貪欲に切磋琢磨するよね。
そこからすでに何周もして今があるんじゃないかな。
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【Q2】自分をヒップホップに向かわせた、忘れられない、イケてる瞬間を教えてください
グラフティとかには元々興味あって、知り合いがDJとかやってて、遊びの延長線上でパーティに行くようになったりして、まぁパー券的な時代だったけど(笑)
その中でDJ がプレイしていた音楽でフロアがメチャクチャ熱くなる瞬間、時間帯ってのがあって、それがヒップホップだった。その時の開放感。
S-WORD
S-WORD
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【Q3】今気になっている動きはありますか?
今子供が 18 歳で、話を聞いてると、メディアの影響か?ダンスをやってる子も多いし、一部だけど、普通に“韻”とかについて話してる子もいるらしくて、ちょっとしたヒップホップな側面、ラップの素養と言うか、下地が当たり前に浸透してきてるような気がしてて。
当然、流行りの洗練されたEDMとかも彼らは好きだから、ジャンルレスにアヴィーチ、スクリレックス、ジャスティン・ビーバーからケンドリック・ラマーにポスト・マローンみたいなエモいのとかも青春のBGMになってて、そこらにラップがさりげなくフィーチャーされてる。
黒くはないかもしれないけど、それもヒップホップの雑食性ともいえるかなとも思う。喰って喰われて混ざり合うみたいな。
僕は東京生まれで雑多なミックス・カルチャーで育っているので、雑食なのは自分にとっても自然で馴染みがあります。そこから先に芽生えるオリジナリティが、どんな21世紀の文化になるのか?楽しみですね。
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【Q4】おすすめの映画は?
デヴィッド・リンチのスタンスと最近のクリストファー・ノーラン作品は好きですね。
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