「スケートボードのトリックをマスターしよう!」と思い立った時の高揚感は最高だ。しかし、優れたスキルが必要になるクールなトリックをマスターしたいなら、練習を始める前にスケートボードの基礎とフラット系トリックを学び、ボディバランスとスケートボードに乗っている時のフィーリングを掴む必要がある。ボディバランスやフィーリングを掴む前にトリックメイクに挑めば、捻挫や骨折などの怪我や脳しんとうに繋がってしまうので注意しよう。
《トリックを学ぶ前に必要なスキル》
まずは基本中の基本から。ボードに乗る・ボードから降りるをスムーズに行えるようになり、スタンスを学び、プッシュ中のボディバランスを理解しよう。このような基本をマスターし、自信が持てたら、ターンとスピードに慣れていこう。ここまでをマスターしたあとで、以下の9種類の初心者用トリックの練習を始めていこう。
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1:スイッチ
正確に言えば、スイッチはトリックには含まれないが、マスターしておくテクニックのひとつだ。なぜなら、ハイレベルなスケートボードトリックをマスターする時に絶対必要になるからだ。
スイッチとは、いつもとは逆のスタンスでライディングすることを意味する。たとえば、左足をノーズ側、右足をテール側に置くのが自分にとっての “ノーマル” なら、スイッチは右足をノーズ側、左足をテール側に置くことを意味する。これをマスターすれば、数多く存在するスイッチ系トリックに挑戦できるようになる。
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2:ドロップイン
これもまた正確にはトリックには含まれないが、ランプやボウルでのライディングを楽しむためにはマスターしなければならないテクニックのひとつだ。
21分
『You Good?』: Presented by Red Bull Skateboarding
ザイオン・ライト、ジェイミー・フォイ、アレックス・ミドラーが世界を巡る。
ドロップインとは、ランプやボウルのリップ(縁 / 端)でスケートボードのテールだけを使ってバランスを取り、重心をノーズ側に傾けて重力の勢いを借りて一気に落ちることを指す。最初は怖いかもしれないが、マスターすればスケートボーダーとしての自信が高まり、高難度のトリックに挑めるようになる。
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3:マニュアル
マニュアルは自転車やバイクのウィリーと同じで、スケートボードのノーズ側を持ち上げて、テール側のウィールだけで前進するトリックを指す。時間が長いほど高く評価されるとは限らないが、マニュアルである程度距離を稼げるようになれば、バランス能力を高められる。
スケートパークや公園などのフラットセクションで練習して、ヒッピージャンプなどのホップ系トリックと組み合わせられるようになろう。
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4:キックターン
キックターンは効率良くターンできるトリックで、クイックにターンしたい時は特に有効だ。キックターンは、まずスケートボードのテール側に重心を傾け、ノーズ側の足はスケートボード上に軽く置く程度にする。そして、ノーズがほんの少し地面から浮いたら、上半身を視線の方向、または逆方向へ回転させて、スケートボードをターンさせる。
キックフリップをマスターしたいなら、キックターンを先にマスターしておくことが大きな助けになる。
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5:チックタック
チックタックは「キックターンの左右への振り出し」を利用して前進する一種の振り子運動だ。なるべく小さい角度で左右に振っていけば接地力が増すので、前進時のスピードとパワーが得られるようになる。
また、チックタックは非常に有益なトリックでもある。なぜなら、スケートボード上でのバランスとパワーの強化に最適なテクニックのひとつだからだ。
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6:オーリー
基礎をマスターしたあとはもう少しチャレンジングなトリックに挑んでいくことになるが、そのようなトリックの中で多くのスケートボーダーが最初に取り組むべきトリックとして挙げているのが、高難度トリックへの派生数が多いオーリーだ。
オーリーは “スケートボードと一緒にジャンプ” するトリックで、スケートボード上で両膝を沈めたあとテールを弾いてジャンプし、さらにはノーズ側の足を前に擦ることで、スケートボードを自分と同じ高さまでジャンプさせる。マスターするまではある程度時間がかかるので、腰を据えてじっくり練習していこう。
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7:180オーリー
180オーリーは、名前からも分かる通りオーリーの派生トリックなので、オーリーのマスターが前提になる。まずはオーリーのスタンスでプッシュし、オーリーをメイクする。そしてそのまま着地する代わりにスイッチで着地する(回転方向によってフロントサイド / バックサイドに分かれる。F/S180・B/S180と呼ばれることが多い)。180オーリーがメイクできるようになれば、中級トリックへの扉が大きく開かれる。
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8:ボードスライド
ボードスライドもジャンプ、キックターン、オーリーをマスターしてから練習していきたいトリックのひとつだ。メイクするためにはレールかレッジが必要になる。
ボードスライドは、まずレール(レッジ)に向かってプッシュし、そこから180オーリーの要領でスケートボードの中央をレールに乗せてそのままスライドしていく。尚、レールの状態によってはワックスを塗った方がスライドしやすくなる(同時にスケートボードの保護にもなる)。
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9:ロック・トゥ・フェイキー
ロック・トゥ・フェイキーはランプやレッジでのライディングに自信が持てたあとで練習したいトリックだ。まず、ある程度スピードを得た状態でボウルやランプのリップ(縁 / 端)へ向かう。リップへ到達したら、ノーズ側のトラックをリップの先まで越えさせて、リップ上でバランスを取る。そしてそのままフェイキースタンスで戻っていく。
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