Dominik Szoboszlai looks serious wearing a Red Bull cap: To be as good as Dominik Szoboszlai comes with great sacrifice.
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サッカー

ソボスライ・ドミニク:プレミアリーグ優勝記念独占インタビュー

ハンガリー人初のプレミアリーグ覇者となったリヴァプール所属ミッドフィールダーがこれまでのキャリアや夢について語ってくれた。
Written by Joe Batchelor
読み終わるまで:8分Published on
ソボスライ・ドミニクがサッカーをプレーすれば、もれなくトロフィーがついてくる。
ハンガリー出身のソボスライはプロサッカー選手になって以来、すべてのシーズンでトロフィーを獲得しており、2024-25シーズンもイングランドのプレミアリーグを制覇して、キャリア最大のトロフィーを獲得。同時に、ハンガリー人初のプレミアリーグ優勝経験者となった。
スタイリッシュなテクニックとピッチでのリーダーシップ、超高速ハイプレスが特徴のソボスライはリヴァプールのダイナモで、プレミアリーグのどのチームが相手でも中盤を支配できる。
しかし、現在24歳のソボスライにとって勝利と栄光は目新しいものではない。ハンガリーからオーストリアへ移り、レッドブル・ザルツブルクのセカンドチームに相当するFCリーフェリングに所属した彼は、その後すぐにトップチームへ昇格し、17歳でプロデビューを飾った。
そしてレッドブル・ザルツブルクでリーグ優勝4回オーストリアカップ3回を記録したあと、ドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒへ移籍し、今度はDFBポカール連覇を達成した。
ハンガリーを代表するサッカー選手となったソボスライ・ドミニク

ハンガリーを代表するサッカー選手となったソボスライ・ドミニク

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その後、ユルゲン・クロップに見出されてリヴァプールへ移籍。ここでEFLカップ優勝プレミアリーグ優勝を経験したソボスライは、ワールドカップ出場を次の目標に定めている。
EURO最年少キャプテン記録を更新しているソボスライは、ハンガリー代表を次の米国・メキシコ・カナダ共催ワールドカップに連れて行くという大きな夢を持っており、彼がこの夢を諦めることはない。
今回は、ソボスライがプレミアリーグ優勝についての感想や母国を1986年以来のワールドカップへ連れて行くという大きな夢を語ってくれたスペシャルインタビューをお届けする。

ソボスライ・ドミニク:獲得タイトル

モダンフットボールの体現者のひとりでもあるソボスライ

モダンフットボールの体現者のひとりでもあるソボスライ

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レッドブル・ザルツブルク
  • 2017-18:オーストリア・ブンデスリーガ
  • 2018-19:オーストリア・ブンデスリーガ / オーストリアカップ
  • 2019-20:オーストリア・ブンデスリーガ / オーストリアカップ
  • 2020-21:オーストリア・ブンデスリーガ / オーストリアカップ
RBライプツィヒ
  • 2021-22:DFBポカール
  • 2022-23:DFBポカール
リヴァプール
  • 2023-24:EFLカップ
  • 2024-25:プレミアリーグ

― あなたはハンガリー人初のプレミアリーグ優勝経験者となりました。おめでとうございます! 今の気分はどうですか?

ソボスライ・ドミニク: 誇り高いですね。子どもの頃からこのようなビッグタイトルを手にすることを夢見ていました。ここまでは長い道のりでしたが、これで終わりではないことを願っています。

家族は私を誇りに思ってくれていますが、家族なしではこの場所に立っていませんでしたし、私も彼らを誇りに思っています。家族は私にずっと寄り添ってくれていました。この先も一緒に進んでいきます。

― あなたはプロサッカー選手になって以来、毎シーズン何かしらのタイトルを手にしています。トロフィーやメダルはどこに飾っているのでしょう?

私が獲得したすべてのメダルは父が管理しています。一部のトロフィーもレプリカですが父の管理です。レプリカは自分で作りました。プレミアリーグのトロフィーもレプリカを作るつもりです。今のところは父が管理していますが、近いうちにすべてのレプリカを作成して、自宅にトロフィールームを作ることを考えています。

犠牲を厭わない姿勢が評価されている

犠牲を厭わない姿勢が評価されている

© Shamil Tanna/Red Bull Content Pool

― あなたのプロキャリアはFCリーフェリングから始まりましたが、その経緯を教えてくれますか?

U-16時代のハンガリー対スイスの試合をスカウトの方が観戦したあと、レッドブル・ザルツブルクを2〜3日訪問して、自分がチームにフィットするか確かめて欲しいと言われました。そして、ザルツブルク訪問後、私が16歳になったら契約したいと連絡が届きました。16歳以下では国外に出られないからです。

ですので、16歳になったタイミングでFCリーフェリングへ入団し、半年間そこでプレーしたあとレッドブル・ザルツブルクへ移籍しました。

― 言葉が話せず、ご両親もいない他国でプレーするというのはまだ少年だったあなたにとって大変だったのではないでしょうか? 当時の経験はあなたにどのような影響を与えましたか?

サッカー選手というキャリアにおいて、このような環境の変化は最も難しいことのひとつだと思います。家族から離れ、知らない言葉を話す知らない人たちに囲まれるのですから。

ですので、ドイツ語か英語を学び、チームと親しくなる必要がありましたし、チームメイトたちと同レベルと見なされるためには2倍プレーする必要がありました。そうしなければ、選んでもらえないからです。大きなステップアップでしたね。

― レッドブル・ザルツブルク時代は特別なチームだったと思いますか? 当時はアーリング・ハーランド、南野拓実、カリム・アデイェミなどが在籍していました。

素晴らしいチームでした! レッドブル・ザルツブルク史上初のチャンピオンズリーグ出場を決めました。この結果は全員が良い仕事をしていた証拠です。当時のメンバーが今どのクラブにいるかを確認するだけで、素晴らしいチームだったことが分かりますよね。良い思い出です。

レッドブル・ザルツブルク時代はハーランドや南野と一緒にプレーした

レッドブル・ザルツブルク時代はハーランドや南野と一緒にプレーした

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― ハーランドはあなたの近しい友人のひとりですが、プレミアリーグのビッグライバルクラブ同士に所属してビッグタイトルを争っていることをどう感じていますか?

今でも連絡は取り合っていますよ。どちらもプレミアリーグのタイトルを狙っていますが、時々会っています。ただし、話す内容はサッカー以外が多いですね。私たちにとってサッカーは日常ですので、それ以外のことについて話したいのです。

― FCリーフェリング、レッドブル・ザルツブルク、RBライプツィヒのようなクラブでプレーするために必要な条件は何だと思いますか?

スタイルと感覚を理解する必要があります。これができれば、クラブの一員になることができますし、ファンからも認めてもらえるようになると思います。とにかく走ってプレスをかけ続ける必要があります。これができなければ、どれだけ能力が高くてもチームに溶け込むことはできません。私はできる限り多くを学ぼうとしましたし、当時得た知識を今でも活用しています。

レッドブル・ザルツブルク時代のソボスライ

レッドブル・ザルツブルク時代のソボスライ

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― ハードプレスはやろうと思っても中々やれるものではありません。見た目よりもかなり難しいですよね?

確かに簡単ではありませんが、レッドブルのシステムではこれを学ぶ必要があります。いつどのように走るかを学ぶのです。しかし、一番重要なのは、スプリントで手を抜かないことです。走り続けなければ機能しません。コミットして、毎回全力でスプリントする必要があります。

― アグレッシブにプレスをかけるチームのダイナモとしてフルシーズンを戦い抜くエナジーをどうやって手に入れているのでしょうか?

単純に私はそういうタイプの選手なのです。ですので、どうやって手に入れているのかは分かりません。特別なトレーニングも組んでいませんし、私に元々備わっているのです。

あとはメンタルも関係していると思います。私は試合前に「よし、何回も繰り返し走るぞ」と自分に言い聞かせています。これは私がキャリアを通じてやってきたことで、このような意識付けが自分を特別な選手にしてくれました。他の能力は自然についてきた感じです。

「レッドブルでは強烈なプレスを学ぶ必要があります」

「レッドブルでは強烈なプレスを学ぶ必要があります」

© GEPA pictures/Red Bull Content Pool

― あなたをリヴァプールへ呼んだのはユルゲン・クロップでしたが、移籍の判断において彼はどの程度重要だったのでしょうか?

移籍を決めるのは簡単でしたね。リヴァプールはビッグクラブですし、ユルゲンのような監督がいるなら、考えるまでもありません。移籍はすぐに決まりました。

3日間ですべてを決める必要があり、まずユルゲンからFaceTimeで連絡がありました。話をしたときはもちろん緊張しましたよ。どう話したら良いのか分からなくなってしまいましたが、同時に彼もまた人間であることを思い出し、ドイツ語で心地良い会話をすることができました。気が楽になりましたし、そのあとすぐに移籍が決まりました。

― あなたは18歳でハンガリー代表に選出され、今ではキャプテンを務めています。代表キャプテンを務めることはあなたにとってどのような意味を持っていますか?

代表のキャプテンを務めることに誇りを持っていますし、全員の力になりたいと思っています。ハンガリーは3大会連続でユーロ出場を決めていますので、次の目標はワールドカップ出場です。自分の国をワールドカップへ連れて行くというのは私の一番大きな夢です。この夢を叶えるためには何だってするつもりですよ。

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