ダンス
【Red Bull BC One World Final 2023】AmiとHong 10が優勝!
フランス・パリで開催された20回目の【Red Bull BC One World Final】は、B-Girl部門は日本代表Amiが2度目のタイトル、B-Boy部門は韓国代表Hong 10が3度目のタイトルを獲得。ハイライトと詳細を動画とテキストでチェック!
2023年10月21日、パリのスタッド・ローラン・ギャロスで20回目の【Red Bull BC One World Final】が開催され、テニス全仏オープンの会場として有名なこのロケーションで16人のB-Boyと16人のB-Girlがそれぞれのワールドチャンピオンの座を目指してバトルを展開した。
Babyson、MovieOne、Hill、Flea Rock、Killで構成された厳しい目を持つジャッジパネルが若さとクリエイティビティ、スタイルを備えているB-BoyとB-Girlの中から頂点に相応しいブレイカーをひとりずつ選び出す役目を担い、MyVerseとAmjadがホストを担当した。また、ブレイカーたちにビートを提供する役目はDJ One Upが担った。
01
Amiが2回目のタイトルを獲得!
B-Girl部門は24歳のAmiが制した。中国代表671とのスリリングなファイナルを戦ったAmiは、自分がシームレスなフロウと精確なフットワーク、ダイナミックなパワームーブを備えているB-Girlの完成形であることを示した。
この優勝は彼女にとって、【Red Bull BC One World Final 2018】での初代B-Girlワールドチャンピオンに続く2回目のワールドチャンピオン獲得となった。尚、【Red Bull BC One World Final】を2回制しているB-GirlはAmiとKastetのみとなっている。
2回目のタイトル獲得について感想を求められたAmiは次のようにコメントした。
「【Red Bull BC One】のチャンピオンベルトを再び手にすることができて本当に嬉しいですが、何よりも嬉しいのは、自分を表現し、ステージを楽しめたことです」
「今回はタイトルを意識しないようにしていました。なぜなら、トップ16の全員を知っていましたし、バトルがタフになることが分かっていたからです。ですので、優勝ではなくステージを楽しむこと、私がブレイキンを始めた理由 “楽しむ” に立ち返ることを意識しました」
ジャッジパネルのひとり、Babysonはファイナル終了後次のようにコメントした。
「Amiは彼女が熟練したブレイカーであることを証明しました。彼女はビッグムーブをメイクしなくてもストーリーとフレーバーを示せまし、すべてをとても簡単に見せることができます。ファイナルは接戦でしたので選ぶのは難しかったですが、経験を評価してAmiを選びました。671も素晴らしかったですが、まだ若さが感じられます」
02
Hong 10が3回目のタイトルを獲得!
B-Boy部門は、見事なムーブでカナダ代表のPhil Wizardを上回った韓国代表のHong 10がタイトルを獲得した。Phil WizardにとってHong 10は憧れの存在であり、スキルとスタミナを鍛えるために韓国に渡ってレッスンを受けたこともある師匠的存在でもある。
今回の優勝でHong 10は2006年、2013年に続く3回目のワールドチャンピオンに輝いた。年齢を感じさせない才能を備えているレジェンドブレイカーは、いくつものシグネチャームーブに高難度のフリーズやコンボでのパーフェクトなコントロールを披露。これでHong 10はオランダのMennoと同じく【Red Bull BC One World Final】優勝3回を誇るブレイカーとなった。
優勝後、Hong 10は次のようにコメントした。「Phil Wizardと一緒にファイナルに出場することが目的だったので、今日は始まる前からすでにハッピーでした。Philとは数え切れないほど練習を重ねてきましたし、彼はネクストレベルのブレイカーですが、バトルでは誰が勝つか分かりません。最後まで分からないのです」
「4回目のタイトルは狙わないと思います。あとは若い世代に委ねたいです。これから先はバトルよりもコミュニティとの活動を優先したいと思っています」
Phil Wizardと一緒にファイナルに出場することが目的だったので、今日は始まる前からすでにハッピーでした
ジャッジパネルのひとり、Flea RockはHong 10のパフォーマンスを次のように評価した。
「Hong 10を見ることができて本当に良かったです。彼は最年長でしたので、この勝利は、ブレイキンに年齢は関係ないことの証明になります。Hong 10にはスタイルが備わっています。シルエットを見れば彼だと分かるのです。Hong 10のブレイキンを見れば、彼にはいくつものシグネチャーとコンセプトが備わっていることが分かります」
03
【Red Bull BC One World Final 2023】振り返り
【Red Bull BC One World Final 2023】はB-Boy16人、B-Girl 16人の合計32人が出場。8,000人以上の観客が見守る中、クォーターファイナルに向けた熱いバトルが展開され、B-Boy部門はKastrito(メキシコ)、Phil Wizard(カナダ)、 Hong 10(韓国)、Kid Karam(英国)、Khalil(フランス)、Mighty Jake(ベネズエラ)、Dany Dann(フランス)、Issin(日本)が進出した。
そして、カナダのPhil Wizardが日本のIssinに挑み、フランスのDany Dannが韓国のレジェンドHong 10に挑んだセミファイナルを経て、ファイナルは韓国をルーツに持つブレイカー同士、Hong 10とPhil Wizardのバトルとなった。
B-Girl部門はAmi(日本)、India(オランダ)、Nicka(リトアニア)、Riko(日本)、671(中国)、Syssy(フランス)、Yasmin(日本)、Stefani(英国)がクォーターファイナルへ進出した。
その後、セミファイナルも同様の激しいバトルとなり、【Red Bull BC One World Final 2022】のチャンピオンIndiaがAmiと激突し、中国代表671がリトアニアのNickaと対決したが、ファイナル進出を決めたのはAmiと671だった。
世界を代表するブレイカーたちの命運を握っていたのは5人のエキスパートで構成されるジャッジパネルだった。ジャッジパネルはベテランのFlea Rock、韓国のB-Boy Kill、南米のヒップホップシーンを沸かせているDr Hill、フランスのシーンを代表するBabysonとスペインのトップブレイカーMovieOneで構成されていた。
ワールドファイナルのエナジーとパワーについてBabysonは次のように総括した。「今日のレベルの高さはクレイジーでしたね。B-Boy部門は実力差がはっきりとしていましたが、B-Girl部門は互角でした。最高のパワームーブをメイクできればタイトルを獲得できるというわけではありません。経験が生み出すストーリー性も重要です」
【Red Bull BC One World Final 2023】の見逃し配信はこちら!
2024年はリオデジャネイロ!
イベント内のブラジルを美しく表現するショーケースによって、【Red Bull BC One World Final 2024】が2024年12月7日にブラジル・リオデジャネイロで開催されることが明らかになった。観戦チケットは現在発売中(ポルトガル語)。
▶︎RedBull.comでは世界から発信される記事を毎週更新中! トップページからチェック!
関連コンテンツ