Screenshot from GTA 6 shows a street in Vice City
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ゲーム

『グランド・セフト・オートVI』:最新情報まとめ

『GTA』シリーズ最新作が2026年5月にリリースされる。これまで公開された2本のトレーラーから見えてきたこのゲームの特徴をまとめてみた!
Written by Philipp Briel
読み終わるまで:9分Updated on
『グランド・セフト・オート』シリーズは3D化以来世界的な人気を獲得している。2013年にリリースされた『グランド・セフト・オートV』(『GTAV』)全世界1億9,000万本を売り上げ、『マインクラフト』に次ぐ世界で2番目に売れたビデオゲームになったことは驚きではない。
よって、次作『グランド・セフト・オートVI』(『GTA VI』)が全世界待望の作品になっているのは当然と言える。開発を担うRockstar Gamesは『GTAVI』のアナウンストレーラーを2023年12月に公開。2025年5月に2本目のトレーラーを公開した。というわけで、この2本のトレーラーを基に、これまでに明らかになっている情報をまとめてみた。
『GTA VI』とは

開発

Rockstar Games

ジャンル

オープンワールド

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リリース日

シリーズ初の女性主人公ルシア・カミノス

シリーズ初の女性主人公ルシア・カミノス

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Rockstar Gamesは『GTA VI』が2026年5月26日にリリースされることを発表した。最初のプラットフォームはPS5Xbox Series X|Sが予定されているが、PC版も後日リリースされることが予想される。
というわけで、『GTA VI』をプレイできるようになるまではもう少し時間がかかるが、それまではルーカス・チェピエラが『GTA』シリーズを模した動画で満足しておこう!
『GTA』シリーズ:トリビア

デビューは1997年

『グランド・セフト・オート』第1作は1997年にPC・PS・ゲームボーイカラーでリリースされた。

3D化でヒット

シリーズが初めてヒットしたのは2001年にリリースされたシリーズ初の3D作品『GTA III』。

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『GTA VI』のプラットフォーム

『GTA VI』はPS5とXbox Series X|Sでリリースされる。現時点ではPC版について言及されていないが、過去作品の流れを踏まえると、遅れてリリースされる可能性が高い。
レオニダ・キーズ

レオニダ・キーズ

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『GTA VI』のプレイアブルキャラクター

ルシア・カミノス『GTA』シリーズ初の女性主人公になる。また、ジェイソン・デュヴァルが男性主人公として設定されている。
刑務所に収監されているルシア・カミノス

刑務所に収監されているルシア・カミノス

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貧しい環境で育ったジェイソンはティーンエイジャーの頃に犯罪者たちと関わりを持つようになる。その後、入隊・除隊を経て犯罪者たちと再び関わるようになり、現在はフロリダ・キーズの密売人の手下として日銭を稼いでいる。
ルシア・カミノスはリバティー・シティ出身。レオニダ州立刑務所に収監されたが、出所後にジェイソンと行動を共にするようになる。
ジェイソンとルシアのギャングカップルを主人公に据えた『GTA VI』は、言うまでもなく、ボニーとクライドが登場する『俺たちに明日はない』のようなクラシックムービーをモチーフにしているが、2人の関係の詳細はまだ明らかになっていない。
『GTA V』の世界記録

史上最多販売本数

『GTA V』は最も売れたアクションアドベンチャーゲーム(1億8,500万本)であると同時に、24時間で最も売れたアクションアドベンチャーゲーム(1,121万本)でもある。

PS4史上最高評価

『GTA V』は『レッド・デッド・リデンプション2』と並び、97点を獲得している。

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その他のキャラクター

ブライアン・ヘダー(中央)とジェイソン(右)

ブライアン・ヘダー(中央)とジェイソン(右)

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『GTA VI』には主人公2人の他にも個性溢れるキャラクターが多数登場する。
  • カル・ハンプトン:カルはジェイソンの友人で、ジェイソンと同じボス(ブライアン)の下で働いている。自宅でビールを飲みながら海上保安部の無線とインターネットをチェックする時間を何よりも好むカルは米国社会の底辺に位置しているが、本人は現状に満足している。
  • ブービー・アイク:ブービーはバイスシティを代表する実業家のひとり。不動産・ストリップ・レコーディングスタジオを抱えるストリート出身のブービーは誰にでも笑顔で接するが、ビジネスマンとしてはかなりのやり手だ。
  • ドレクァン・プリースト:ドレクァンはギャングスタよりも実業家の側面が強く、ストリートでビジネスを展開しながら音楽業界での成功を目指している。
  • ベイラックス&ロキシー(リアル・ダイムズ):高校時代から友人の2人は小物の密売人を騙して利益を上げながら、猥雑なラップとソーシャルメディアで人気を獲得している。
  • ラウール・バティスタ:自信と魅力と邪悪が内面に混在しているラウールはベテランの銀行強盗。リスクを負って大金を稼ぎたい若者を常に探している。
  • ブライアン・ヘダー:ブライアンはレオニダ・キーズの黄金時代を知っているベテラン密売人で、3人目の妻ロリと一緒にボートヤードで商品をさばいているが、最近は汚れ仕事を他人に任せるようになっている。
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『GTA VI』の舞台:バイスシティ

『GTA VI』の舞台は、米国の架空の州、レオニダ州バイスシティだ。バイスシティは2002年にリリースされた『GTA III』の舞台だが、このときは1980年代のバイスシティが舞台だった。今作は現代に設定されている。
『GTA6』はバイスシティが再び舞台になる

『GTA6』はバイスシティが再び舞台になる

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2002年にリリースされた『GTAバイスシティ』は1980年代のバイスシティを描いている

2002年にリリースされた『GTAバイスシティ』は1980年代のバイスシティを描いている

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しかし、ホテル、ビーチ、バーなどのバイスシティの様々なロケーションは『GTA VI』の舞台の一部に過ぎず、今作では州内の他の都市や地域も訪れることができる。以下に主な地域を紹介しよう。
  • バイスシティ:米国の過剰・絢爛・強欲をひとつにまとめたのがバイスシティだ。パステルカラーのアールデコ調ホテル、オーシャン・ビーチの白浜、リトル・キューバの喧騒、そしてティシャ・ウォカのフリーマーケットなどを含むこの都市のすべてが何かしらを提供してくれるため、プレイヤーが飽きることはない。
  • レオニダ・キーズ:このトロピカルな半島の生活は煌びやかではないかもしれないが、のんびりとしている。ビールを飲みながらデッキチェアでリラックスできるが、美しい海にはサメを含む危険な生物が生息しているため、注意を怠ってはいけない。
  • グラスリバーズ:この未開の沼地の水面下に何が潜んでいるのかについて予測できる人はいない。アリゲーターは観光客に人気かもしれないが、マングローブ林の奥にはさらに危険な捕食動物が潜んでいる。
  • ポート・ゲルホーン:この地域のチープなモーテル、廃墟と化した遊園地、人気(ひとけ)のないショッピングセンターを目指して観光客が大挙する日はもう戻ってこないが、この落ちぶれた観光地には、近年新たな経済圏が生まれている。所持品を盗まれないように注意しながらダートバイクを飛ばそう。
  • アンブロジア:レオニダ州の中心に位置するアンブロジアでは、米国産業と伝統的価値観の保守が何よりも優先される。アライド・クリスタル砂糖精製工場は常に働き手を募集しているが、その他の仕事はローカルバイカーギャングたちが仕切っている。
  • マウント・カラガ国立公園:マウント・カラガ国立公園は、北の州境に位置しており、ハンティング、釣り、ハイキングが楽しめる。深い森の奥には政府の監視から逃げるために変質者やヒルビリーたちが身を潜めている。
バイカーギャングが仕切るアンブロジア

バイカーギャングが仕切るアンブロジア

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社会の底辺と化した観光地ポート・ゲルホーン

社会の底辺と化した観光地ポート・ゲルホーン

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『GTA VI』第1弾トレーラー

『GTA VI』第1弾トレーラーは90秒間だったが、それまでのRockstar Gamesの作品と同じくほとんど詳細は明らかにならなかった。しかし、このトレーラーは以下の重要な情報を提供していた。
  • TikTokやYouTubeのようなソーシャルネットワークが用意される。
  • アリゲーターが登場する。
  • 飛行機・ヘリコプター・ボート・スワンプボートなどが登場する。
  • 今作もかなりの種類の車両が登場する。ダートバイクやクアッドバイクも登場。
  • グラフィックエンジンは最新で、『GTA V』よりも美しく描かれている。
  • ショップ襲撃を行える。
  • チューニング、ドリフトレース、ストリートレースをプレイ可能。
  • 様々なインターネットミームを取り入れている。
  • スリルビリー・マッド・クラブとハイ・ローラーズ・ライフスタイルという名前のギャンググループが登場する。
スワンプボートも楽しめる

スワンプボートも楽しめる

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Rockstar Gamesの創設者サム・ハウザーは、『GTA VI』は “ストーリーを軸にした没入感の高いオープンワールド” の限界をさらに引き上げるとしている。彼らは『レッド・デッド・リデンプション2』に続いて、オープンワールドを再定義することを目標に設定しているようだ。
『GTA VI』トレーラー:トリビア

複数の世界記録

『GTA VI』トレーラーは公開から24時間でいくつもの記録を更新している。

24時間で最も多く視聴されたYouTube動画

『GTA VI』第1弾トレーラーの視聴回数は公開24時間で9,000万回を超えた。

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『GTA VI』のサウンドトラック

『GTA VI』のオフィシャルアートワーク

『GTA VI』のオフィシャルアートワーク

© Rockstar Games

『GTA』シリーズはサウンドトラックが魅力のひとつで、『GTA VI』でもこれは変わらないはずだが、現時点では収録予定のトラックについての詳細は明らかになっていない。
第1弾トレーラーには、1989年にリリースされたTom Petty「Love is a Long Road」がフィーチャーされているが、これはバイスシティに最適な選曲で、ゲーム内のクラシックロックのラジオ局に収録される可能性が高い。また、『グランド・セフト・オート・バイスシティ』に収録されていたヘヴィメタル専門局が復活するかどうかにも注目が集まる。
尚、Rockstar Gamesの『レッド・デッド・リデンプション2』のサウンドトラックのスペシャルライブをこちらからチェック!

56分

The Music of Red Dead Redemption 2

Check out this reimagining of Red Dead Redemption 2's score as a live audio-visual performance.

英語

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『GTA VI』のマルチプレイヤー&オンライン

現時点では『GTA VI』にオンラインマルチプレイヤーモード【GTAオンライン】が収録されるかどうかは明らかになっていない。しかし、『GTA V』が長年人気を保ててきたのはこのモードのおかげだ。よって、今作でも同様の機能かモードが必ず収録されるはずだ。
トライアルバイクライダーのファビオ・ヴィブマーがビデオゲームを再現した動画をチェック!
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