ゲーミング
『グランド・セフト・オート』(以下『GTA』)シリーズほどゲーミングシーンに大きな足跡を残したビデオゲームはほとんど存在しない。1997年以降、Rockstar Gamesはカオス、ダークユーモア、犯罪に満ちたオープンワールドにプレイヤーたちを送り込み続けており、最新作『GTA VI』も世界的なヒットが見込まれている。
2026年11月19日の『GTA VI』リリースに先駆けて、今回はシリーズ全作品をランキングで振り返っていく。
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第7位:『グランド・セフト・オート』
- リリース:1997年10月21日
- プラットフォーム:PC / PS1 / ゲームボーイカラー / ゲームボーイアドバンス
- 特徴:偶然によって生み出された記念すべき第1作
すべての始まりから見ていこう。『グランド・セフト・オート』はジ・オリジナルだ。雑な操作性とミニマリストな見下ろし型視点のこの作品は、現代から見るとゲーミング史における “脚注” 程度でしかない。しかし、このタイトルが世界最大のビデオゲームシリーズのひとつの基礎となったのだ。
第1作『GTA』は近年のシリーズ作品と比較するとかなり劣っているが、1997年の時点でこのシリーズの向かう方向を明確に指し示していた。ゲームプレイだけを見れば、このタイトルは新基準を打ち出していた。
ほとんどすべての乗り物を盗めて、街中で危険なレースも展開できる仕様は、1997年当時では珍しかった。この "実験" がなければ、私たちが知っているリバティーシティやロス・サントスは存在しなかった。
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第6位:『グランド・セフト・オート2』
- リリース:1999年9月30日
- プラットフォーム:PC / PS1 / ドリームキャスト / ゲームボーイカラー
- 特徴:信頼度メーターの採用。カメラが大幅に改良
『グランド・セフト・オート2』は実験的意味合いが強かった第1作とビッグヒットになる続編『グランド・セフト・オートIII』の中間点的作品だ。信頼度メーターが新たに採用されて各ミッションに深みが加えられた他、セーブポイントや改良されたカメラなどの技術面の進歩も見られたため、ゲーミングエクスペリエンスが大幅に向上した。
とはいえ、見下ろし型視点は相変わらずで、現代の基準から考えると操作は不安定だった。しかし、シリーズの開発においては重要なステップであり、この作品がなければこのあとの3D視点が上手くいっていなかった可能性がある。
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第5位:『グランド・セフト・オートIII』
- リリース:2001年10月22日
- プラットフォーム:PC / PS2 / Xbox / Mac OS / iOS / Android
- 特徴:3Dオープンワールドを再定義した記念碑的作品
『グランド・セフト・オートIII』はオープンワールドだけではなく、ゲーミングシーン全体を大きく変えた作品であることに疑いを挟む余地はない。とはいえ、『グランド・セフト・オートIII』がこの順位に置かれているという事実は、『GTA』シリーズの3D化以降の飛躍的な進歩の証左だ。
『GTA III』は2001年の一大イベントだった。このタイトルよりも広大で活気があり、プレイヤーが好き勝手に行動できるオープンワールド型の都市を擁するタイトルは存在しなかった。結果、舞台となったリバティーシティは “オープンワールド” を再定義することになり、同ジャンルの多くのタイトルの参考にされている。
とはいえ、現代の基準から考えると、システムの大半はやや時代遅れだ。操作性は悪く、乗り物の物理演算は未熟で、主人公は一切話さない。しかしながら、ゲーミング史における重要度は非常に高い。『GTA III』が存在しなければ、現代のオープンワールドタイトルは異なったものになっていただろう。
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第4位:『グランド・セフト・オートIV』
- リリース:2008年4月29日
- プラットフォーム:PC / PS3 / Xbox 360
- 特徴:主人公ニコ・ベリックを中心としたシリーズ中最もダークな作風
詳しく見ていくと、『グランド・セフト・オートIV』には続編『グランド・セフト・オートV』を上回っている点がいくつもある。しかしながら、『グランド・セフト・オートIV』はなぜかそこまで注目されていない。Rockstar Gamesはこの作品で『GTA』シリーズを通じて最もダークな作風を用意しているが、おそらくはこの作風が足かせになっているのだろう。
スラップスティック的要素やポップカルチャー的要素は薄れ、悲劇的な要素が増しているこの作品のニコ・ベリックは、多くのファンにとって最も細部まで描かれているオープンワールド主人公のひとりであり続けている。『レッド・デッド・リデンプション』シリーズの主人公たちを除けば、の話だが。ベリックのストーリーには復讐、罪、そしてアメリカンドリームが通底している。
技術面でも『GTA IV』は大きく進化していた。新しいリバティーシティは本当に存在するかのように描かれており、運転は重量感とリアリズムが高まっている。『GTA』シリーズは、金と権力の妄想プレイよりも登場人物たちの重厚なドラマが特長と思っている人にとって、この作品は今でもシリーズベストだ。
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第3位:『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』
- リリース:2004年10月26日
- プラットフォーム:PC / PS2 / PS3 / PS4 / Xbox / Xbox 360 / Xbox One / Nintendo Switch / iOS / Android
- 特徴:3都市に分かれているオープンワールドとシリーズ随一の人気を誇る主人公CJ
『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』は、Rockstar GamesがすべてのアイディアにOKを出した作品だ。ロスサントス、サンフィエロ、ラスベンチュラスの3都市とその間に点在する山や砂漠で構成されるオープンワールドは当時も今も圧巻のスケールだ。
このオープンワールドの広大さは開発チームが用いたちょっとしたトリックによる錯覚だ。霧を取り除けば、最高標高地点からマップ全体を見渡すことができるのだ。しかし、当時は誰も気付かなかった。この広大なマップに加えて、ギャング同士の抗争、不動産、身体能力、様々な能力値、サイドミッションがゲームプレイを常にフレッシュに保ってくれる。
カール・ジョンソンこと “CJ” も『GTA』シリーズを代表する主人公のひとりだ。ロスサントスに舞い戻った元ギャングの彼がギャングの頂点へ登り詰めていくストーリーはRockstar Games史上最高クラスのクオリティ。多くのファンにとって『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』がシリーズ中最も野心的な作品として捉えられているのも納得だ。
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第2位:『グランド・セフト・オート・バイスシティ』
- リリース:2002年10月27日
- プラットフォーム:PC / PS2 / Xbox / iOS / Android / macOS
- 特徴:ネオンライトに彩られた1980年代のマイアミをイメージした舞台と素晴らしいサウンドトラック、そして主人公トミー・ベルセッティ
『グランド・セフト・オート・バイスシティ』と『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』のどちらを上に位置づけるかは好みの問題だが、今回のリストでは、そのユニークな設定と雰囲気を評価して上に位置づけた。
トミー・ベルセッティ、マイアミをイメージした都市、そして1980年代のクラシックヒット満載のラジオ番組を組み合わせれば、『GTA』シリーズで最も印象的なムードが生まれる。映画『スカーフェイス』やテレビ番組『マイアミバイス』まで、この作品のすべてのミッションとシーンには当時のマイアミから得たインスピレーションが確認できる。
『グランド・セフト・オート・バイスシティ』は1980年代へのバーチャルトリップで、Rockstar Gamesは当時の雰囲気を見事に捉えている。だからこそユニークでアイコニックな作品となったのだろう。
ゲームプレイに目を向けると、『グランド・セフト・オート・バイスシティ』は『GTA III』から大幅に進化している。不動産を購入できるようになったことでストーリーに深みが生まれており、都市も人口密度が増えて活気がある。『GTA』シリーズを雰囲気だけで順位付けするなら、多くのファンが間違いなくこの作品をナンバーワンに選ぶだろう。
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第1位:『グランド・セフト・オートV』
- リリース:2013年9月17日
- プラットフォーム:PC / PS3 / PS4 / PS5 / Xbox 360 / Xbox One / Xbox Series X|S
- 特徴:シリーズ初の主人公3人。今も人気の『GTAオンライン』実装
技術と野心の両方においてシリーズの他のどの作品よりも優れている作品があるとするなら、それは間違いなく『グランド・セフト・オートV』になる。Rockstar Gamesのレガシーを確実にしたこの作品は、ビデオゲームを真剣に扱うべき業界に押し上げた。そしてこの作品はリリースから13年が経過した今も高い人気を誇っている。
2億5,000万USドル以上の開発費をかけてマイケル、フランクリン、トレバーの主人公トリオによる重厚なストーリーを用意した『GTA V』はシリーズ最高の完成度を誇る。さらには、ロスサントスとブレイン郡で構成される広大で多様なマップ、映画のワンシーンのようなミッション、そして自分だけのプレイが楽しめる高い自由度も備わっている。
しかし、『GTA V』がゲーム機3世代にまたがって人気を保っている大きな理由は『GTAオンライン』だろう。この『GTA V』のマルチプレイヤー専用モードは、ただのモードからひとつの独自の世界へと進化している。今も定期的にアップデートされており、リリースから10年以上経った今も世界数百万人がプレイしている。
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