Eric.B.Jr
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Eric.B.Jrインタビュー『マイナスな出来事をプラスにできるのもラップなのかな』
Red Bullがキュレートする“その場限り”のマイクリレー《RASEN》#4 参加ラッパーたちのプロファイル ②
Written by Keita Takahashi
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今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
こういう機会がはじめてだったんで、多少緊張しましたね。撮影がはじまったら自分のやるべきことはできたと思うんでよかったかな。自分は大阪出身で、大阪以外のひとは自分のことまだあんまり知らないかもしれないんで、自分のキャラクターがわかるようなリリックにしたっすね。
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ラップをはじめたきっかけを教えてください。
自分はいま17歳なんですけど、3年前くらい……14歳くらいのときに地元の友達とか先輩がラップやってるのを見てはじめたっすね。いちばん最初に影響を受けたのはANARCHYさん。ANARCHYさんが育った環境と重なる部分が多くて、それも聴いてて刺激になった。
自分の最初のころのラップは韻ばっか踏むだけでめっちゃダサかったと思うんですけど、最近はちゃんと言いたいことだったり、自分のキャラみたいなもんが出てきたんじゃないかなと思います。
これまで発表した楽曲で、自身の代表曲を挙げるなら?
やっぱ最初に作った“悪我鬼”ですかね。まず自分がどんなヤツか一発でわかるリリックだったと思うし、自分がやってるアートとしても完成してると思うっすね。スキルでいったら最近作ってる曲のほうがいいんだけど、MVも含めてこの曲で自分のスタイルが確立できたんじゃないかなと。
自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
自分としてはまだスタイルが確立されてないと思うんですよね。ほかのラッパーとかだったら最初は自分のラップに合った声の出し方を探したりとかするんでしょうけど、自分はそんなん教えてくれる人がまわりにおらんかったから。そういう意味ではこれからどんどん変わっていくんだと思います。
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影響を受けた人物は?
特定のひとからの影響は特にないかもしれない。自分はいろんなひとから学ぶタイプなんですよ。逆にみんなから得られるものがあるっていうか。話題になってるひとはみんなカッコいいなと思うし、ラップやってない地元の友達とかからも影響は受けてるんじゃないっすかね。
環境とかまわりが変わっていって、受ける影響も変わるだろうし。自分の感覚としてもまわりの環境がどんどん変わっていってるって感覚はあって、それこそ“悪我鬼”のMVに出てくれてるひとたちでも、公開してから4人くらいパクられてるし。そういうマイナスな出来事をプラスにできるのもラップなのかなとは思うっすね。
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今後の予定と、将来の展望について教えてください。
とりあえずいい曲を出して、いいMV撮って、いい客演してって感じですかね。2020年はもっと名前を広げたい。で、最終的にはUSのヒップホップみたいな成功モデルみたいなのを日本で体現したいですね。アメリカと日本で比べたら、成功のサイズが全然ちがうじゃないですか。そこの距離を詰めたいなと思います。
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