Gaming
近年で最も野心的なオープンワールドゲームのひとつに数えられる『紅の砂漠』のリリースが近づいている。
韓国のデベロッパー、Pearl Abyssが手がけるこのアクションRPGのこれまでの道のりは山あり谷ありだったが、ついにあと少しで正規リリースとなる。そこで、本記事ではリリース日や対応プラットフォーム、ストーリー、ゲームプレイなどの基本情報をまとめて紹介する。
01
リリース日
『紅の砂漠』はリリース予定が数回延期されてきたが、ついに2026年3月20日にリリースされる。以前は2025年末のリリースが予定されていたが、Pearl Abyssが2026年に延期していた。
3月20日という正規リリース日は【発売日公開トレーラー】とともに発表された。『紅の砂漠』は最終段階に入っており、2026年を代表するRPGタイトルになることが予想されている。
02
プラットフォーム
『紅の砂漠』はPC・PS5・Xbox Series X|Sでリリースされる。開発チームは技術面での妥協を望んでいなかったため、パワフルな性能を持つ現行世代機のみに対応している。
元々はPS4とXbox Oneにも対応すると発表されていたが、現時点では旧世代機は公式情報から消えている。また、Nintendo Switch版も追ってリリースされる可能性がゼロではないが、現時点では決定していない。
03
ストーリー&設定:ファイウェル大陸
『紅の砂漠』の舞台は架空の世界 “ファイウェル大陸” だ。戦争によって分断されたこの大陸では複数の勢力が覇権を争っている。ファイウェルは容赦のない分断された世界であり、生き残りを賭けて傭兵たちが争い合う裏で、政治的陰謀が常に蠢いている。
この混乱の引き金になったのが、この地を治めていたデメニス王の昏睡だ。抑圧されていた勢力や反逆的な諸侯、そして不義理な好戦家たちが、この政治的空白を利用して自分たちの主張を押し通そうとしているのだ。
独立を求める勢力がいれば、完全統治を求める勢力もいる…。『紅の砂漠』のストーリーはこの緊迫した状況の中で紐解かれていく。このような特徴が、いくつもの勢力や組織、裏切り者たちが存在する、典型的だが効果的なファンタジーワールドの創出に貢献している。
04
『黒い砂漠』との関係
『紅の砂漠』は『黒い砂漠』の続編なのだろうか? 答えは「ノー」だ。元々、『紅の砂漠』は『黒い砂漠』の前日譚を描くMMORPGとして企画されたが、開発を進めていくうちにPearl Abyssは企画内容をスタンドアロン型のシングルプレイヤー用オープンワールド・アクションアドベンチャーゲームに変更した。
そのため、『紅の砂漠』は『黒い砂漠』と同じユニバースに位置しているが、時系列が異なる新キャラクターと新ストーリーが用意されている作品となっている。
05
主人公クリフ
『紅の砂漠』のプレイヤーは主人公クリフ(クリフ・マクダフ)を操作して、【灰色たてがみ団】の再建と故郷の復興を目指すことになる。クリフは “熱い主人公タイプ” ではなく、内に闇と辛い過去を抱えている陰のある青年となっている。
クリフは強制的にリーダーとなり、ライバル勢力を相手に仲間を束ねることになる。そしてその過程で、クリフはライバル勢力だけではなく、自分の過去とも対峙する必要が出てくる。
開発チームは、クリフを慕う仲間たちにもひとりひとり背景や動機が用意されていることを強調している。この結果、『紅の砂漠』には様々なサイドミッションや忠誠心の揺らぎ、さらには感情的な決断などが盛り込まれている。
06
ゲームプレイ
『紅の砂漠』はシングルプレイヤー用オープンワールドアクションRPGで、ダイナミックな戦闘と色鮮やかな世界が特徴的だ。ゲームプレイは『ウィッチャー3』や『ドラゴンズドグマ2』、Switch版『ゼルダの伝説』シリーズなどと比較されているが、以下のユニークな仕様が加えられている。
① 戦闘システム
戦闘の中核を担うのは高速でコンボができる近距離・遠距離攻撃で、タイミングと敵の動きが重視されている。プレイヤーは敵の攻撃・防御パターンを見抜き、ドッジやパリィを活用して強力な攻撃やコンボを繰り出していく必要がある。
戦闘システムは高難度で要求度も高いと評価されており、ボス的な位置づけのキャラクターは『Dark Souls』シリーズや『ドラゴンズドグマ』シリーズに似ている。剣や斧の他にもピストルやキャノン、また錬金術で生み出した特殊な武器なども用意されている他、騎乗しながらの戦闘も可能で、戦闘に高さとスピードを加えている。
② オープンワールド
ファイウェル大陸は北欧から多くのインスピレーションを得たデザインになっており、奥深い森や岩地、厳しい気候が用意されている。ここに空中に浮かぶ島々や神話上の生物などのファンタジー要素も加えることで、『紅の砂漠』はクラシックな中世とは異なる世界を打ち出している。
ファイフェル大陸を巡るために、クリフは馬や熱気球を含む多種多様な移動手段を駆使して徒歩では難しいエリアに向かうことができる。壁や木をよじ登ることもできるため探索要素は文句なしで、『アサシンクリード』シリーズを彷彿とさせる。
③ アクティビティ&ミニゲーム
『紅の砂漠』は、プレイヤーが戦闘だけではなく様々なサイドミッションにも取り組めるようにデザインされており、2026年2月現在では以下のアクティビティが含まれる予定だ。
- 釣り
- 馬を手懐けて乗馬
- 腕相撲
- 盗賊の拠点の襲撃
- 笛の演奏
- 犬や猫を飼う
また、謎解きやリソース管理など他にも様々なチャレンジが用意されている。この結果、『紅の砂漠』は強烈な戦闘とのんびりとしたアクティビティを交互に楽しみたいプレイヤーにとって魅力的な選択肢になっている。
07
キャラクリ&レベルアップ
クリフは様々なパラメータを伸ばすことができるが、開発チームは詳細を明らかにしていない。能力上昇・新スキル獲得・戦闘スタイルの変更などクラシックなRPG要素はすべて盛り込まれるはずだ。たとえば、スタミナを強化すれば飛行時間が伸ばせる。
装備も非常に重要で、武器や防具などが戦闘効率とプレイスタイルに大きな影響を与える。アイテムも動物を狩ったり、ボスを倒したり、または採掘したりと様々な方法で入手できるようになっている。尚、武器や防具などの装備は錬金術や鍛治屋で特殊効果や属性を与えることもできるようだ。
『紅の砂漠』では傭兵や仲間を雇えるため、クリフが新たなスキルや装備を獲得すれば、間接的に彼らを強化できる可能性も考えられる。
まだすべてのシステムが公開されていないが、キャラクターや装備の強化が『紅の砂漠』の中核を担うことは間違いないだろう。
08
グラフィック&ゲームエンジン
『紅の砂漠』はPearl Abyassが独自に開発したゲームエンジンBlackSpaceを使用している。トレイラーを見るだけでもキャラクターのディテールの細かさや流れるようなアニメーション、奥行きのある世界が印象に残る。このゲームエンジンは、広大なオープンワールドを細部まで活き活きと描くためにデザインされている。
また、トレーラーからは強烈なフィニッシュムーブや派手なコンボがシネマティックなカメラアングルで表現されることが伝わってくる他、他の作品とは異なる美しさと迫力を備えている巨大なボスや神話上の生物も確認できる。また、ファイウェル大陸も非常に魅力的に描かれており、雪深い景色や空中に浮かぶ島、中世的な城塞都市などが含まれている。
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