Gaming
携帯型ゲーミングPCのSteam Deckは2022年の発売と同時にゲーミングシーンを変えた。何しろ、それまで任天堂やソニーのような家庭用ゲーム機メーカーが独占していたフィールドに現行PCタイトルを持ち込んだのだ。
『ディアブロIV』や『サイバーパンク2077』、『Elden Ring | エルデンリング』などを移動中もプレイできたら? Steam Deckはこの夢を叶えてくれる。2世代目Steam Deck OLEDの発売を記念して、Steam Deckでプレイすべきタイトルを10本選んでみた。
01
『Aperture Desk Job』
この無料タイトルはカルト的人気を誇る『Portal』シリーズと世界観を共有しているが、その内容はSteam Deckの性能や機能の楽しいイントロダクションに近い。『Portal』シリーズと同じくウィットに富んだジョークが満載だ。
『Aperture Desk Job』はクリアまで約30分かかるが、飽きることはない。Steam Deckを買ったら最初にプレイすべきタイトルと言って良いだろう。同時に、Valveはシングルプレイヤー用AAAタイトルを開発すべきと思わずにはいられない。
『Aperture Desk Job』をクリアしたあとは『Portal 2』をプレイしても良いだろう。『Portal 2』は今でもユニークに感じられるゲームプレイを誇っており、Steam Deckでも問題なくプレイできる。
02
『Elden Ring | エルデンリング』
ファンタジーゲームが好きで、オープンワールドが得意で、高難度に耐えられるなら、『Elden Ring | エルデンリング』だ。フロムソフトウェアが開発したこのタイトルは(ハードコア)なダクソ系RPGとして2022年にリリースされ、史上最高の1本という評価を勝ち取った。
Steam Deckならゲームパッドと同じ操作方法でプレイできる。また、自分のペースで自由気ままなプレイも楽しめる。
03
『Forza Horizon 5』
『Forza』シリーズの最新作『Forza Motorsport』はSteam Deckに完全対応していないが、メキシコを舞台にした『Forza Horizon 5』はSteam Deckでプレイできる。アーケードレーシングゲーム史上最高の1本をいつでもどこでも楽しめるのだ。
グラフィックの設定を最高にしなくても、この作品の世界と車両は非常に美しい。また、収録車種とイベントが豊富で広大な世界も用意されているため、長期に渡って飽きずにプレイできるだろう。
04
『ディアブロIV』
ベッドの中あるいは通勤中にアイテム収集とレベルアップを進めよう。Blizzard Entertainmentが手がけるダンジョン探索RPG『ディアブロIV』が遂にSteam Deck対応になった。
『ディアブロIV』はリリース直後にいくつかの問題を抱えていたが、開発チームはシーズン2のリリースでほぼすべての批判を打ち消すことに成功している。
尚、『ディアブロIV』は “ながら” プレイにも向いているので、Steak Deckは最適なプラットフォームと言えるかもしれない。
05
『Valheim | ヴァルヘイム』
探索・クラフト系マルチプレイヤータイトル『Valheim | ヴァルヘイム』は2021年最大のサプライズのひとつで、バイキングの世界を舞台にしているこの作品は、安定した接続環境が確保できている限りSteam Deckでも存分に楽しめる。
06
『Hi-Fi RUSH』
『デビルメイクライ』のようなスタイリッシュアクションに音ゲーの要素をカラフルに組み合わせたこの作品は、2023年最大のサプライズのひとつだ。
グラフィックスがシンプルにまとめられているこの作品はアクション満載ながら負荷が少なく、Steam Deckでも60FPSでのプレイが楽しめる。
07
『サイバーパンク2077』
CD Projekt Redの近未来RPGはSteam Deckのベストタイトルのひとつだが、推奨環境が最も厳しいタイトルのひとつでもある。グラフィックスが非常に美しいがゆえに重いこの作品はパワフルなゲーミングPCでも振り回されてしまう。
しかし、2023年3月末にSteam Deck対応になって以来、この作品はこの最新携帯型ゲーミングPCを支え続けている。拡張パック『仮初めの自由』もリリースされている他、Steam Deck専用グラフィック設定も用意されているため、広大な世界をスムーズに楽しむことができる。
08
『F1 23』
F1 2023シーズンはマックス・フェルスタッペンがありとあらゆる記録を更新したことで歴史に残るだろう。そのマックスの真似をしたい、または挑戦したいと思っているなら、『F1 23』をプレイすることをオススメしたい。
レイトレーシングが採用されているため『F1 23』は最も重いPC用レーシングゲームのひとつになっているが、Steam Deckでは問題なくプレイできる。レイトレーシングをオフにした高解像度設定では、50FPSでスムーズなドライビングが楽しめる。
09
『Hades | ハデス』
ギリシャ神話をベースにしているスタイリッシュなローグライクタイトル『Hades | ハデス』はリリース直後からローグライクファンを虜にしている。丁度良いスケール感と高速で魅力的なゲームプレイはSteam Deckに最適だ。
特に最新のOLEDモデルなら、このタイトルのユニークなビジュアルがさらに映える上に、90FPSでのプレイも楽しめる。冥界の不死身の王の旅をまだ経験していないなら、今すぐダウンロードするべきだ。続編のリリースも決まっている。
10
『Marvel's Spider-Man Remastered』
元々はPlayStation独占だった作品群がPCでもプレイできるようになってからしばらく経つが、どれも新天地で高い人気を獲得している。その中のひとつが、オープンワールドアドベンチャーが楽しめる『Marvel's Spider-Man Remastered』で、こちらもレイトレーシングを採用していることもあり、負荷がかなり大きい。
というわけで、Steam Deckではそのようなグラフィックス面の恩恵は遠慮しなければならないが、中程度の解像度設定で30〜60FPSが実現できるので、十分と言える。また、ゲーミング史上最高のスーパーヒーロータイトルのひとつを移動中にプレイできるのはとにかく嬉しい。
おまけ:『マーベル ミッドナイト・サンズ』
スーパーヒーローファンでストラテジーも好きなら、『マーベル ミッドナイト・サンズ』も良いだろう。
カードゲーム、RPG、ターン制ストラテジーを絶妙に組み合わせているこの作品はゲームパッドでの操作に最適化されており、Steam Deckでも問題なく動作する。タッチスクリーンもカードをめくるのにとても便利だ。
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