ゲーミング
『リーグ・オブ・レジェンド』に興味があるが、LCK、LCS、MSI、First Standを含む、eスポーツとしての仕組みや枠組みがいまいち理解できていない人は少なくないのではないだろうか?
そのような人でも、心配はいらない。『リーグ・オブ・レジェンド』(略称『LoL』)の競技シーンは、巨大なグローバルピラミッドのような構成になっており、国別リーグが下段、地域リーグが中段、そしてインターナショナルイベントが上段に置かれている。
というわけで、『LoL』のリーグ、チーム、トーナメント、イベントについて早速解説していこう!
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構造
『LoL』の競技シーンの構造は3階建てのビルをイメージしてもらうと簡単に理解できる。各階にもひとつ上の階へ続く階段が設けられているが、それは非常に急峻で上階へ進むのは簡単ではない。
1階:国別リーグ(例:LJL)
最下層に位置するのは国別リーグだ。日本にもLeague of Legends Japan League(LJL)が設置されており、それぞれの国別リーグでは、若き才能やアカデミーチームなどを中心とした激しい戦いが繰り広げられている。
各国の国別リーグ上位は地域リーグ昇格をかけたトーナメントに参加できる。たとえば、LJL優勝チームは、地域リーグLeague of Legends Championship Pacific(LCP)の降格・昇格トーナメントでLCP昇格を目指すことになる。
2階:地域リーグ
2階に相当する地域リーグは世界に6つ存在し、各地域の代表チームが最上階のインターナショナルトーナメント / イベントに出場する。
- LCK(韓国):『LoL』競技シーン最強国は独立した地域として扱われている。
- LPL(中国):韓国と並ぶ強国である中国も独立した地域として扱われている。
- LEC(ヨーロッパ・中東・アフリカ):Karmine Corp、G2 Esports、Fnatic、Movistar KOIなどが所属する
- LCS(北米):長い歴史を誇る北米リーグ
- LCP(アジア太平洋):日本の他に台湾やベトナム、オーストラリアなども含まれる
- CBLOL(ブラジル):熱狂的なファンベースを誇るブラジルリーグ
3階:インターナショナルトーナメント / イベント
最上階に位置するのは、各地域代表が競い合うインターナショナルトーナメント / イベントで、その頂点に位置するのが、World Championship(通称:Worlds)だ。Worlds 2026では、LCKとLPLから4チームずつ、LEC、LCS、LCPから3チームずつ、そしてCBLOLから2チームの合計19チームが世界一の称号をかけて戦う。
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シーズンカレンダー
『LoL』のシーズンは3プレートのコース料理のような構成になっており、地域リーグが前菜、インターナショナルトーナメントがメイン、そしてWorldsがデザートだ。以下に年間スケジュールを紹介していこう。
1月〜3月:スプリット1 / First Stand
シーズンは1月からスタートする。地域リーグのスプリット1での成績は、シーズン最初のインターナショナルトーナメントFirst Standへの出場に関わってくる。2026年のFirst Standはブラジル・サンパウロで3月16日から22日にかけて開催され、ファイナルでBilibili Gaming(LPL)がG2 Esports(LEC)を3-1で下して優勝した。
6月・7月:MSI
Mid-Season Invitational(MSI)はその名の通り、シーズン中盤に開催される招待制トーナメントだ。11チームがBO5(3先)のフォーマットで対戦し、優勝チームはWorlds出場権を獲得できる。2026年は韓国・大田で開催され、Hanwha Life Esports(LCK)がBilibili Gaming(LPL)を3-2で下して優勝した。
7月:eスポーツワールドカップ
毎年7月、『LoL』はeスポーツワールドカップの競技種目としてプレイされている。2026年はKarmine Corp(LEC)とDplus KIA(LCK)がファイナルに進出し、後者が優勝した。
10月・11月:Worlds
そしてシーズンはデザートに辿り着く。Worlds 2026は10月15日から11月14日まで開催され、ニューヨーク州ブルックリンでファイナルを迎える。昨年(Worlds 2025)は全世界670万人が視聴した。Worlds 2026についてはこちらの記事で詳しく紹介している。
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Worlds最多優勝国
Worlds最多優勝国は韓国で、2位に大差をつけている。2011年から2025年まで過去15回開催されてきたが、韓国チームがそのうち10回を制している。2位は、2018年から2021年まで3連覇を達成している中国で、残りの優勝は2012年の台湾(Taipei Assassins)と2011年のヨーロッパ(Fnatic)だけだ。
このデータからは、韓国は他国開催のWorldsでも圧倒的な強さを見せてきたことが分かる。
長い歴史を誇るLCK
韓国リーグLCKには大企業(SK Telecom / Samsung / KT / Hanwha)からの潤沢な活動資金に支えられているチームが多く、これらのチームはスタッフもリソースも充実している。そのため、第4シードでもWorldsで優勝できる実力が備わっており、実際、2025年にはT1がLCK第4シードとしてWorlds 2025に出場して優勝した。
独自のゲーミングカルチャー
韓国では『StarCraft』時代からeスポーツが盛んだ。PCバンと呼ばれる高速回線のインターネットカフェがその土台として存在しており、ここから多くのトッププレイヤーを生み出している。このような環境から、韓国のソロキューは世界一レベルが高いとされており、他国から修行に訪れるプレイヤーも少なくない。
現人神 Faker
そして何より韓国にはFakerがいる。Worlds優勝6回(2013年・2015年・2016年・2023年・2024年・2025年)とLCK優勝10回を誇るFakerは、プロキャリアをT1とともに歩んできた。『LoL』史上最強プレイヤーとされるFakerは、韓国をたったひとりで『LoL』最強国まで押し上げた人物と言ってよいだろう。
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Worldsまでのプロキャリア
『LoL』をプレイして、Worlds出場を目指すにはどうすればよいのだろうか? そこに近道は存在しない。階段を一段ずつ上がっていくしかないのだ…。Karmine CorpでADCを担うCalisteを例にして、プロキャリアの積み重ね方を解説しよう。
ステップ1:ソロキューで活躍する
Calisteはヨーロッパサーバーのソロキューをプレイして、マスター、グランドマスター、チャレンジャーへとステップアップしていき、プロチームから声をかけられた。
ステップ2:国別リーグで実力を証明する
Calisteは2023年5月にKarmine Corpへ加入し、LFL Summer Splitに出場。同スプリット優勝に貢献したCalisteはMVPも獲得し、さらにはEMEA Mastersも制した。
ステップ3:地域リーグで活躍する
各地域リーグには年齢制限が定められており、2024年はまだ17歳だったCalisteはLECへステップアップできず、育成チームKC BlueのプレイヤーとしてLFLでプレイを続けた。そして2025年に18歳になると、トップチームKarmine CorpのプレイヤーとしてLECデビューを飾った。
ステップ4:インターナショナルレベルで活躍する
2026年、Karmine CorpのプレイヤーとしてCalisteはMSIに出場した他、eスポーツワールドカップ決勝にも出場し、さらにはWorlds初出場も記録した。わずか3年で国別リーグからワールドステージへ到達したCalisteは、理想的なキャリアを歩んできたと言えるだろう。
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『LoL』の競技シーンをフォローする方法
有り難いことに、『LoL』はサブスクリプション(課金制度)を導入していないため、誰でも無料でマッチ観戦を楽しむことができる。
- 公式配信:lolesports.com / Twitch / YouTubeで様々なマッチが公式配信されている。
- プレイヤー配信:プレイヤーがマッチを自分で振り返る配信をするときも少なくない。たとえば、Karmine Corpを率いるKematoはTwitchで自分のチームのマッチを振り返っている。
- 現地観戦:そしてもちろん、現地観戦も楽しめる。国別リーグや地域リーグの対戦スケジュールを確認して、好きなチームを現地で応援するのは最高に楽しい。
Worlds 2026:米国で開催されているため、日本からはかなりの時差があるが、ワールドクラスのチーム同士の対戦は視聴する価値がある。スケジュールの詳細はガイドを参照してもらいたい。
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よくある質問
Worlds 2025優勝チームは?
Worlds 2025はT1(韓国)が優勝し、Worlds 3連覇(通算6回目の優勝)を達成した。
Worldsの開催時期は?
毎年10月から11月にかけて開催されており、Worlds 2026は10月15日から11月14日まで開催される。
Worldsの出場条件は?
地域リーグの上位に入る必要がある。また、MSI優勝チームにも出場権が与えられる。
MSIとは?
Mid-Season Invitationalの略で、毎年6月から7月にかけて開催されている。Worldsに次いで重要なトーナメントとして知られている。
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