カート
【Max vs 100】フェルスタッペンがカートで100台をオーバーテイク!?
101番グリッドからカートをスタートさせたフェルスタッペンはライバル100台をオーバーテイクして優勝できたのだろうか? シルバーストンで開催された世界最大規模のカートレースイベントをプレイバック!
マックス・フェルスタッペンがカート100台のオーバーテイクに挑む史上最大規模のカートレースイベント【Max vs 100】が2026年9月16日に英国・シルバーストンで開催され、フェルスタッペンは30周の制限が設けられていた中、見事14周目で全員を抜き去って目標を達成した。
イベントのために特別に用意された101番グリッドからスタートしたF1ワールドチャンピオン4回獲得を誇るフェルスタッペンは、わずか35分で全員をオーバーテイクしてみせた。
【Max vs 100】のスケールの大きさはグリッドにカートが並んだ時点で明確に理解できた。カート101台がシルバーストンのコース上に綺麗に整列し、その最後にフェルスタッペンが並んだ。フェルスタッペンの前にはプロアスリート、コンテンツクリエイター、配信者、ジャーナリスト、世界中から選ばれたファンたちが並んだが、彼らの多くにとって、このコースでのドライビングは9月15日のプラクティスと予選1周以来だった。
01
レース序盤
オープニングラップがレースの行方をほとんど決めた。レースがスタートし、101台がターン1に向かう中、フェルスタッペンはスタート/フィニッシュラインを越える前に10台以上をオーバーテイク。また、ヘアピンで多くのカートがクラッシュしたり、逆走したりする事態となった。
「何が起きているんだ? 滅茶苦茶だ」と無線を入れたフェルスタッペンは、長年のカート経験を活かしてレーススタートから2分以内に37位へ浮上した。
結局、オープニングラップを終えることなく半数以上の63台がリタイア。この報告を無線で受けたフェルスタッペンは「オープニングラップは悪くなかったね!」と返した。
何が起きているんだ? 滅茶苦茶だ
02
レース終盤
【Max vs 100】のルールでは、フェルスタッペンのカートのリアが自分のカートのフロントに並んだ時点(完全に抜かれた時点)でレース終了となったが、オンボードマイクがその瞬間を次々と報告していった。
レース7周目、6位で走行していたモータースポーツYouTuberのPaky TWCがフェルスタッペンにオーバーテイクしないでくれと懇願する声が聞こえたが、その直後にフェルスタッペンはあっさりとPaky TWCを抜き去って6位に浮上。
この頃には、レースは "追う展開" となっていた。予選でポールを獲得していたジャッキー・マルテンス(F1ジャーナリスト)、YouTuberのザック・アルソップ、そしてレッドブル・フォード・パワートレインズのテクニシャン、ルイス・オスラーが約12秒のリードを築いて先行する一方、その後方はカオスとなっていた。その中で、フェルスタッペンは1ラップ3秒のペースで差を縮めていった。
そのため、残り時間はまだ54分もあったが、レースディレクターが先行集団に追加の “ファストラップ” を許可。12周目にそのショートカットを使用した先頭3台は、そこから共闘モードに入り、全員でフェルスタッペンを抑える戦略を採用。しかし、その効果はほとんどなく、フェルスタッペンは次のラップのターン1でアルソップとオスラーを追い抜くと、そのままマルテンスも追い抜いて残り35分でミッションを完了した。
03
レース結果
フェルスタッペンが優勝し、レースの大半をリードしたオランダ人F1ジャーナリストのマルテンスが2位、そしてフェルスタッペンのチームでテクニシャンを務めるオスラーが3位に入った。フェルスタッペンと同じ表彰台に立てる人物のリストは長くないが、一般ドライバー2名がそのリストに加わることになった。
【Max vs 100】トップ10
- マックス・フェルスタッペン
- ジャッキー・マルテンス(F1ジャーナリスト)
- ルイス・オスラー(オラクル・レッドブル・レーシング テクニシャン)
- ザック・アルソップ(YouTuber)
- ポル・タレス(オフロードバイクレーサー)
- Paky TWC(モータースポーツYouTuber)
- RDJavi(配信者)
- ラリー・チェン(フォトグラファー)
- バーナード・カー(プロマウンテンバイクライダー)
- ネオ・ヤウ(俳優)
04
ファステストラップ
フェルスタッペンのファステストラップは2分20秒673で、2位は3秒遅れとなるマルテンスの2分23秒327だった。レースは35分で終了したため、フェルスタッペンは21秒に1台のペースでオーバーテイクを続けた計算になる。
05
フェルスタッペンの感想
「グリッドに向かってカート100台が自分の前に並んでいるのを見たときはさすがに心配しました」とレース後にフェルスタッペンは語った。
「あの滅茶苦茶な状況を経てオープニングラップを終えたあとは “レースを上手くコントロールできている” と思え、楽しめるようになりました。リズムを掴んだあとは、1台ずつオーバーテイクしていきました。タイム差が詰まっていくのを確認するたびに興奮しましたね」
フェルスタッペンはイベントを心底楽しんだようだ。「カートに再び乗り込み、基本に立ち返ることができて良かったです。昔を思い出しました。コースも美しく、上手にデザインされていましたし、無線で情報が得られるのも良かったですね。楽しい1日を過ごせましたし、優勝できて嬉しいです!」
▶︎RedBull.comでは世界から発信される記事を毎週更新中! トップページからチェック!