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Gaming

『ストリートファイター』シリーズ:おすすめ10作品

大人気格闘ゲームシリーズの長い歴史を学びたい人のために特徴的な10タイトルをピックアップ!
Written by Damien McFerran
読み終わるまで:11分Updated on
『ストリートファイター』は、第1作のリリースから40年近く経過したあとも、世界で最もアイコニックな格闘ゲームシリーズであり続けている。現在でも、世界最大の格闘ゲームトーナメントEVOのメインステージを飾っており、世界中に数百万人のプレイヤーを抱え、ポップカルチャーに大きな影響を与えている。
しかし、38年の歴史が積み重なった今、黄金時代とされる1990年代を中心にリリースされてきた数多くのナンバリングタイトル、スピンオフ、リメイクを深掘りするのは大変だ。
往年のファンたちは、時として歯を食いしばりながら格闘ゲームのゆっくりとした進化を見守ってきた。『ストリートファイターII』シリーズの様々なバージョンの多くは、彼らにとって苦労の対象だった。
しかし、2025年のカプコンは時代とともに大きく変化しており、作品を次々とリリースする代わりに、DLCという形で大型アップデートをファンに提供している。これは多くのファンにとってポジティブな変化だが、それでもその豊かな歴史の中には、この世界的な影響力を誇る格闘ゲームシリーズの成長に対するユニークな知見が得られる堀りがいのあるタイトルがいくつも存在する。
というわけで、『ストリートファイター』シリーズの広大な世界を探求したい人のために、本記事では重要な10作をピックアップして紹介しよう。
01

『ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション』

『ストリートファイターV』は、最終的には熱心なプレイヤーたちから高い人気を集めるようになったが、リリース直後はいくつもの問題を抱えていたことから、多くのファンから酷評された。
しかし、『ストリートファイター6』にそのような困難はなかった。昨年のリリース直後から、鮮やかなビジュアルとタイトで高レスポンスの対戦を用意しているこの作品は、シリーズの復活として高く評価されている。
また、この作品にはアクセシビリティに優れているシンプルな操作方法が用意されており、奥深さを損なうことなく新規プレイヤーがプレイしやすいようにバランスが取られている。
また、ファンが求めている基本的なモードに加えて、しっかりとしたストーリーモード《World Tour》は、様々なサイドクエストとともに『ストリートファイター』シリーズの歴史を楽しめるようになっている。
さらには『ストリートファイター』史上最高のオンライン機能も用意されている。ロールバックネットコードが採用されており、異なる大陸同士でもスムーズでラグがなく、高レスポンスの対戦が楽しめる。
『ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション』は追加キャラクター8体が最初からプレイできる。『ストリートファイター6』を最初からフルで楽しめる最もおすすめのバージョンだ。『ストリートファイター』新規プレイヤーなら、この最新リリースは最高のスタートポイントになるだろう。
02

『ハイパーストリートファイターII -The Anniversary Edition-』

『ストリートファイターII -The World Warrior-』は対戦格闘ゲームブームを生み出し、失速していたアーケード業界を復活させたゲームだったかもしれないが、今回のリストからは除外した。なぜなら、Capcomがほぼ年1回のペースでアップデート版を定期的にリリースしていたため、これよりも優れたバージョンが存在するからだ。
それが、2003年にPS2でリリースされた『ハイパーストリートファイターII -The Anniversary Edition-』だ。『スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge-』をベースにしているこの作品は、それまでにリリースされた『II』シリーズ5タイトルのキャラクターを収録している。
家庭用ゲーム機専用タイトルとしてリリースされたあと、アーケードに舞台を移して『ストリートファイターII』シリーズ最後のアーケード版となった。このタイトルは、『ストリートファイター』シリーズファンにとっての『ストリートファイターII』の完成形だろう。
03

『ストリートファイターZERO3』

『ストリートファイター』シリーズ数をこれ以上増やすわけにはいかないと言わんばかりに、Capcomは1990年代中頃に “ZERO / ゼロ” シリーズを展開。1987年にリリースされたオリジナルと『ストリートファイターII』の間に時代が設定されていたこの作品では、リュウ、ケン、春麗などの主要キャラクターが全員若返っていた。
また、美しいアニメスタイルに変更されていたこのシリーズのグラフィックスも特徴のひとつで、『ストリートファイターII』よりもリアリズムが追求されていない。
『ストリートファイターZERO3』は間違いなく『ZERO』シリーズの最高傑作で、ファンの間で人気が高いキャラクター(『ストリートファイターII』シリーズの全キャラクターも含まれている。これは全体の時間軸を複雑にする要因のひとつとなっている)が収録されている他、スーパーコンボや必殺技などもリファインされている。ドリームキャスト版サターン版が高く評価されているが、サターン版は日本だけでリリースされた。
04

『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』

1994年に公開された映画版『ストリートファイター』の映像を使用したこの悲惨なバージョンをリストアップしたことを許してもらいたい。リストアップした理由は、一度プレイしてその酷さをしっかりと理解してもらいたいからだ。
尚、このゲームを、アーケードで稼働していた『ストリートファイター ザ・ムービー』と混同してはいけない(大差はないが)。1995年にPS1とサターンでリリースされた『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』のグラフィックスは、『Mortal Kombat』シリーズからアイディアを拝借して映画の実写映像を取り込んだものだ。
ゲームシステムは『スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge-』をベースにしており、スーパーコンボも用意されていたが、すべてがどこか間違っている。全体的にスピード感に欠け、格ゲーに不可欠な直感的な入力ができなかった。グラフィックスも近年のスタンダードからは大きく劣っており(正直に言えば、1995年当時でも酷かった)、挿入されている映画のカットシーンも、映画がいかに酷かったのかを思い出させるだけのものだった。
ビデオゲームの歴史の中では興味深い1本と言えるこのゲームは、本物の『ストリートファイター』シリーズがいかに素晴らしいかを理解するための反面教師的存在でもある。
05

『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』

『ストリートファイターII』シリーズが大ヒットしたため、正規続編の開発は避けられない状況にあったが、Capcomが『ストリートファイターIII』をリリースするまではしばらく時間がかかった。
そして、いつも通り、その後のCapcomは共通のゲームシステムに新機能やキャラクターを追加した様々なバージョンをリリースしていったのだが、一般的には1999年にリリースされた最終バージョン『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』が『ストリートファイターIII』シリーズ最高傑作と言われている。
『ストリートファイターIII』シリーズのセールスポイントはスムーズなアニメーションと奥深いシステムで、タイミングとカウンターを戦術的に使用する必要がある。多くの『ストリートファイター』シリーズファンが、このゲームをシリーズのひとつのピークと考えている。
06

『ストリートファイターEX plus α』

Capcomは『ストリートファイター』シリーズを2D世界に上手く閉じ込めてきたが、PS1時代に3Dポリゴンを試している。『ストリートファイターEX plus α』という名前は何ともお粗末で、さらに言えば、完全な3D格闘ゲームでもなく、2Dのステージで3Dキャラクターが動き回るだけだったが、『ストリートファイター』シリーズの魅力はすべて保たれている。
3Dポリゴンのキャラクター陣は2Dに比べると表現力に欠けているが、アニメーションは美しく、ライティングも効果的だ。時に退屈に感じられた『鉄拳』や『ソウルエッジ』に比べ、このスピンオフは活き活きとしており、新鮮に感じられた。また、『ストリートファイターIV』と『ストリートファイターV』への布石になったという意味でも評価できる。
07

『Capcom Vs. SNK 2』

1990年代、CapcomSNKはライバル関係にあり、両社は対戦格闘ゲームの覇権を争っていた。Capcomが『ストリートファイターII』をリリースしたあと、SNKが後追いで『サムライスピリッツ』や『餓狼伝説』、『龍虎の拳』、『King of Fighters』などをリリース。『King of Fighters』シリーズは日本のアーケードで『ストリートファイター』シリーズを凌ぐ人気を誇ったこともあった。
よって、このように激しい戦いを演じていた両社のコラボレーションを予想していた人は当時ひとりもいなかったのだが、2000年に『Capcom Vs. SNK』がリリースされた。シーンを驚かせたこのゲームは高く評価されたが、2001年にリリースされた続編はさらに充実しており、2Dで描かれたキャラクターと3Dで描かれた背景を融合させていた。
08

『ウルトラストリートファイターIV』

Capcomは、2000年代の大半を『ストリートファイター』シリーズ以外の作品に注力するというクレバーな選択をしたが、2008年にシリーズの復活を決定。その結果として生まれたのが『ストリートファイターIV』だった。このゲームは、アクションこそ依然として2Dだったが、画面上の全てが美しい3Dで描かれていた。
『ストリートファイターII』シリーズのオリジナルキャラクターが、新キャラクターや他のシリーズの人気キャラクターと共に顔を並べていたこのゲームもまた、2010年に『スーパーストリートファイターIV』へとアップデートされ、その後もいつも通りのシリーズ展開が行われた。
その最終版『ウルトラストリートファイターIV』はリリースからすでに10年以上が経過しているが、今でもシリーズ最高傑作のひとつに数えられている。
09

『Marvel Vs. Capcom 2 New Age of Heroes』

Capcomが『ストリートファイター』シリーズの世界をMarvelの『X-メン』シリーズの世界と組み合わせることを思いついた1996年、空中バトルとアシストにフォーカスした、格闘ゲームの新サブジャンルが生まれた。
2017年にリリースされた『Marvel Vs. Capcom: Infinite』はこのサブジャンルの最新作だが、ファンの多くは、2000年にアーケードで稼働したあと、ドリームキャストへ移植された『Marvel Vs. Capcom 2: New Age of Heroes』を同サブジャンル最高傑作だと考えている。
3on3のシステムとMarvelとCapcomを代表する56人のキャラクターを備えているこのゲームは、格闘ゲーム史上に残る名作のひとつに数えられている。のちにPS3とXbox 360でダウンロード版がリリースされた。
10

『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』

『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』は賛否両論のタイトルだ。
表面上は、2008年にダウンロード専用タイトルとしてリリースされた『スーパーストリートファイターII TURBO HD Remix』に少し手を加えただけの作品に見える。また、モーションコントロールを使用する「放て!波DO拳」モードも、格闘ゲームへの侮辱と捉えられても仕方がない内容だ。
しかし、このゲームはNintendo Switchにはパーフェクトと言える。Joy-Conが取り外し可能なため、どこでも対戦が楽しめるのは評価が高い。
このゲームは、ある意味手抜きとも言えるが、十分な本数を売り上げており、ゲーミングの世界にはまだこのシリーズを愛している人たちが沢山いるということを改めて示した。
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