Ken fights with a new look in Street Fighter 6.
© Capcom.
eスポーツ

『ストリートファイター6』:初心者用ランクシステム解説

『SF6』のランクマッチは難しそうに思えるかもしれないが、システムはシンプルにまとめられている。システムの概要をまとめてみた。
Written by Jack Ridsdale
読み終わるまで:5分公開日:
『ストリートファイター6』は『ストリートファイター』シリーズの進化版で、この作品を愛する新旧のファンたちは最高ランクを目指すオンラインコミュニティが盛り上がりを見せている。
『ストリートファイター6』ではカジュアルマッチランクマッチが楽しめるようになっており、カジュアルマッチで基本を学んだあと、ランクマッチで腕試しができる。
この作品のランクマッチは難しそうに思えるかもしれないが、そのシステムはシンプルで、オンライン対戦の経験者ならすぐに慣れることができるだろう。
『ストリートファイター6』のランクシステムはシンプルにまとめられている

『ストリートファイター6』のランクシステムはシンプルにまとめられている

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『ストリートファイター6』のリーグ

『ストリートファイター6』のランクシステムは、プレイヤーたちを複数のリーグに振り分けることで、実力が近いプレイヤー同士が対戦するようにしている。『ストリートファイター6』のリーグは以下の通り:
  • ROOKIE
  • IRON
  • BRONZE
  • SILVER
  • GOLD
  • PLATINUM
  • DIAMOND
  • MASTER
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リーグ&ランク詳細

各リーグには5段階の☆ランクが設けられている。たとえば、《IRON》リーグにいるプレイヤーは次の《BRONZE》リーグを目指すことになるが、まずは《IRON》の☆ランクから☆☆☆☆☆ランクまでレベルアップする必要がある。このような細分化は、実力がなるべく近いプレイヤー同士が対戦できるようにするためのものだ。
また、ランクはキャラクターごとに設定されることにも触れておくべきだろう。つまり、リュウが《GOLD》☆ランクのプレイヤーでも、春麗は《SILVER》☆☆ランクになる可能性がある。この仕様は、プレイヤーが自分のメインのリーグ・ランクの降格・昇格を気にすることなく他のキャラクターを自由にプレイできることを意味する。
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リーグ&ランクの決まり方

自分がどのリーグのどのランクからスタートするかは、最初の10戦(認定戦)の結果によって決定する。最初の10戦の難易度は格闘ゲーム経験に関する設問に回答することで決定する。
エドモンド本田の使用率は低め

エドモンド本田の使用率は低め

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ランクの昇格・降格

対戦ごとにLP(リーグポイント)が増加または減少する。基本的には勝てばLPが増え、負ければLPが減るというアイディアだが、リーグごとに異なるルールが設定されている。リーグごとのルールは以下の通り:
  • ROOKIE:連勝ボーナスあり / 敗北時のLP減少なし
  • IRON〜GOLD:連勝ボーナスあり / 下位リーグへの降格無し / ランク降格保護あり
  • PLATINUM〜DIAMOND:連勝ボーナスなし / 下位リーグへの降格あり / ランク降格保護あり
  • MASTER:連勝ボーナスなし / 下位リーグへの降格なし
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《MASTER》の違い

《MASTER》は『ストリートファイター6』で初採用されたアイディアで、当然ながらここが最高レベルとなる。《MASTER》にはLPとは完全に異なるMR(マスターレート)が設定されており、3ヶ月ごとにポイントがリセットされるが、《MASTER》から降格することはない。
CPU対戦からオンライン対戦へ進もう

CPU対戦からオンライン対戦へ進もう

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前作との違い

『ストリートファイター6』の前作との大きな相違点は、オンライン対戦を推奨しているところにある。前作では下位リーグへ降格する可能性が高かったため、目標ランクに到達したあとプレイを続けるモチベーションを得るのが難しかった。
しかし、今作はランク降格の保護(初回限定)《MASTER》リーグからの降格なしが用意されているため、プレイヤーたちが下位リーグ降格のフラストレーションを溜めないで済むようになっている。
新キャラクターのJPは上級者向け

新キャラクターのJPは上級者向け

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スタッツ

2024年3月12日現在、最大人口のリーグは《PLATINUM》だ。プレイヤー数は24万2,800人で全オンラインプレイヤー数の22.83%を占める。2番目に人口が多いのは《SILVER》で16.13%、3番目は《GOLD》で14.35%となっている。《BRONZE》《IRON》はそれぞれ11.13%と12.37%で、《ROOKIE》は5.99%と一番少ない。
上位リーグを見ていくと《DIAMOND》が9.63%で、その上の《MASTER》は7.58%となっている。ちなみに《MASTER》のプレイヤー数は80,565人だ。(参照元:METROGRAPH
キャラクター使用率(2024年1月現在)は、《MASTER》をはじめすべてのリーグでケンが首位を獲得している。2位〜4位はリーグごとに弱冠異なるが、リュウルークキャミー、5位〜7位はジュリジェイミーマリーザとなっている。現時点で全リーグ共通の最下位はダルシムだ。
以上が『ストリートファイター6』のランクシステムの概要となる。あとはオンラインで対戦を重ねていくだけだ。グッドラック!
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