『Starfield』がプレイできなくても心配はいらない!
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『Starfield』の代わりにプレイしたい:宇宙系RPG おすすめ7選

マイクロソフトとベセスダがリリースした『Starfield』はXbox・PC独占タイトルだ。この宇宙を舞台にしたアクションRPG大作をプレイできない人たちのために優秀な代替作品をリストアップ!
Written by Matthias Regge (@PrinnyTonic)
読み終わるまで:7分公開日:
『Starfield / スターフィールド』は2023年最大の注目を集めているビデオゲームのひとつで、マイクロソフトにとっては特に重要な作品だ。なぜなら、ベセスダが完全新作として開発したこのRPGはXbox Series X|S・PC独占タイトルとしてリリースされたからだ。
つまり、これは残念ながらPlayStation派とNintendo Swith派はこの壮大なスペースアドベンチャーをプレイできないことを意味する。しかし、幸運なことに優秀な代替作品が存在するため、ただ指をくわえている必要もない。
今回は『Starfield』をプレイできない人、すでにクリアした人のために宇宙を舞台にした名作RPGを選りすぐって紹介しよう。

『マスエフェクト 1・2・3』

『Starfield』を語るときにしばしば名前が挙がる作品がBiowareの『マスエフェクト』シリーズだ。このアクションRPGも『Starfield』と同じく宇宙が舞台で、プレイヤーは宇宙船の乗組員たちを指揮する。このシリーズにはその他にも『Starfield』との類似点がいくつもある。
『マスエフェクト レジェンダリーエディション』は3部作が収録されている

『マスエフェクト レジェンダリーエディション』は3部作が収録されている

© Bioware

また、嬉しいことにこのシリーズは以前よりも入手しやすくなっている。3作が『マスエフェクト レジェンダリーエディション』としてまとめられており、PS4XboxPCでプレイできるのだ。
しかし、ファンとメディアによると、シリーズ最新作に相当する『Mass Effect Andromeda』は残念ながらシリーズの他の作品群のレベルに達することができていない(編注:日本語非対応なことからもこれが事実であることが伺える)。
さて、話を戻すと、『マスエフェクト』シリーズと『Starfield』の違いをひとつ挙げるとするなら、前者の方がSF色が濃い点になるだろう。『Starfield』の方がより “現実的”(あくまでSFの範囲で)なスペースRPGに仕上がっている。

『Fallout 4』

『Starfield』の代替作品としてベセスダの過去作が選ばれるのは当然だろう。この『Fallout 4 / フォールアウト4』も『Starfield』との類似点が多い。
ベセスダファンならプレイしたい『Fallout 4』

ベセスダファンならプレイしたい『Fallout 4』

© Bethesda

しかし、戦闘システムは少し違っており、こちらはリアルタイムポーズして敵の特定のエリアを狙う攻撃を組み合わせたものになっている。また、他の惑星を訪れることはできない。そして、オープンワールドと探索の自由度の高さにおいてはむしろ『Fallout 4』の方が優れている。しかし、全体的なフィーリングは『Starfield』と非常に似ている。
ベセスダファンならスピンオフの『Fallout New Vegas / フォールアウト ニューベガス』も名作として挙げるかもしれないが、残念なことにXbox独占タイトルだ。『Fallout 4』ならPS4、Xbox、PCでプレイできる。

『No Man’s Sky』

『Starfield』にはプレイヤーが訪問できる惑星が数多く存在するが、残念ながらプレイヤーをワクワクさせるような謎の生物が生息している惑星はごく一部だ。もちろん、この仕様には納得できる。なぜなら、全宇宙に生命誕生の可能性があるわけではないからだ。
『Starfield』の真のマイナスポイントは、このような惑星間を “自由に行き来できない” ところだ。
惑星探索に主軸が置かれている『No Man’s Sky』

惑星探索に主軸が置かれている『No Man’s Sky』

© Hello Games

というわけで、ゲーム内に存在するすべての惑星を自分の思い通りに訪れたいなら、『No Man’s Sky』が良いだろう。この作品では広大な宇宙を自由に移動し、すべての惑星の動物相と植物相を調べることができる。
しかし、『No Man’s Sky』のこれまでの道のりは山あり谷ありで、リリース直後は開発チームが約束を果たしていないとして多くのプレイヤーから非難された。しかし、大型アップデートVRバージョンを追加したことで数年前から息を吹き返しており、現在はユニークな宇宙シミュレーションRPGとして高く評価されている。

『Elite Dangerous』

『Elite Dangerous』も『No Man’s Sky』と同じくニッチなタイトルだ。『No Man’s Sky』はリラックスした雰囲気と惑星の探索にフォーカスしている作品だが、『Elite Dangerous』は宇宙そのものにフォーカスしている。また、『Elite Dangerous』の方がシミュレーション要素が強い
『Elite Dangerous』はシミュレーション重視

『Elite Dangerous』はシミュレーション重視

© Frontier Developements

たったひとりで宇宙ステーションからスタートするこの作品はいきなりプレイヤーにチャレンジを投げかけてくるが、プレイヤーはすぐにその広大な宇宙へと引き込まれていく。尚、こちらもVRに対応しており、PSVR版もリリースされている。

『EVERSPACE 2』

宇宙を自由に飛び回りたいが、シミュレーションよりもアクションやドッグファイトが好きという人には『EVERSPACE 2』が良い代替作品になるだろう。
様々な星系を旅できる

様々な星系を旅できる

© ROCKFISH Games

第1作の『EVERSPACE』はローグライクな作品だったが、続編の『EVERSPACE 2』はほぼ完全なアクションRPGだ。アイテムやスキル、宇宙船が豊富に用意されているが、そのすべてがソリッドなストーリーによってひとつにまとめられている。ただし、『EVERSPACE 2』では宇宙船から下船して惑星を探索することができない

『サイバーパンク2077』

『Fallout 4』に似ているこの代替作品は、『Starfield』のような作品を探している人にとってオプション的な位置づけになる。『サイバーパンク2077』のスキルとバトルのシステムは『Starfield』が気に入った人なら気に入るはずで、同じSFという括りの中に入れられないこともない。少なくともこの2作は “遠い親戚同士”と言えるだろう。
『サイバーパンク 2077』は過去数年で大きく改善された

『サイバーパンク 2077』は過去数年で大きく改善された

© CD Projekt Red

『No Man’s Sky』と同じように、『サイバーパンク 2077』もリリース時に賛否両論を巻き起こしたが、賛否が完全に分かれてしまい、一時的にPlayStationストアから削除される騒ぎにまで発展した。
しかし、当初の問題を解決するいくつものアップデートが行われた結果、現時点で事態は収束している。また、拡張パック第1弾『仮初めの自由』も2023年9月末にリリースされたばかりなので、本気でプレイするのに良いタイミングが来たと言えるだろう。

『アウター・ワールド』

先ほど『フォールアウト ニューベガス』について触れたが、『アウター・ワールド』はその開発チームが手がけたスペースRPGだ。『Starfield』がプレイできる環境にいない(またはプレイしたくない)プレイヤーにとっておそらく最高の代替作品になるだろう。
『アウター・ワールド』は縮小版『Starfield』

『アウター・ワールド』は縮小版『Starfield』

© Obsidian Entertainment

『アウター・ワールド』と『Starfield』との唯一の違いは、前者の方が全体的にやや簡略化されているところだ。しかし、非常にクオリティの高いシナリオとキャラクター陣がその穴を埋めている。
魅力的な惑星と様々な決定が必要になるシナリオを備えているスペースRPGがプレイしたいなら、この作品で満足できるはずだ。また、『アウター・ワールド』はNintendo Switchを含むすべてのプラットフォームでプレイできる。
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