The Red Bull - BORA - hansgrohe squad powers through a team time trial training session in Mallorca in January 2026, featuring Maxim Van Gils, Florian Lipowitz, Remco Evenepoel, and more
© Maximilian Fries/Red Bull Content Pool
サイクリング

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ:ツール・ド・フランス2026チーム発表!

レムコ・エヴェネプールとフロリアン・リポヴィッツのダブルエースが率いるツール・ド・フランス2026用メンバー8人を紹介!
Written by Charlie Allenby
読み終わるまで:7分Updated on
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエツール・ド・フランス2026のメンバー8名を発表した。チームはレムコ・エヴェネプールフロリアン・リポヴィッツのダブルエース体制で上位を狙う。
エヴェネプールとリポヴィッツはツール・ド・フランスにおいて非常に似たキャリアを誇っており、それそれが2024年と2025年のツールでマイヨ・ブラン個人総合3位を獲得し、ステージ優勝候補のひとりに数えられてきた。しかし、今年は世界最高のロードレースにダブルエースとして臨むことになる。
Quotation
今のツールは最高のライダーひとりではなく、最高のチームが勝つレースです
ザック・デンプスター(レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ チーフ・オブ・スポーツ)
2人の異なる特長が強烈なパートナーシップを構築する。エヴェネプールは非常に優れた爆発力を備えている万能ライダーで、リポヴィッツはステージレースでの安定感が抜群のライダーだ。このような2人を組み合わせることで、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエは、多くのチームが真似できない戦術面における柔軟さを手に入れている。

オリジナル缶

レッドブル エナジードリンク

Red Bull Energy Drink
「今のツールは最高のライダーひとりではなく、最高のチームが勝つレースです」とレッドブル=ボーラ=ハンスグローエのチーフ・オブ・スポーツを務めるザック・デンプスターは語る。
「私たちはスタートラインに最高の完成度を誇るチームのひとつを送り込みます。レムコとフロリアンという私たちのダブルエースは、ツールの表彰台に立てる実力の持ち主であることを証明済みです。彼らの異なる特長がレースの行方を決める戦術オプションをチームに与えてくれます」
01

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ:ツール・ド・フランス2026メンバー

フロリアン・リポヴィッツとレムコ・エヴェネプールのダブルエース体制で個人総合優勝を狙う

フロリアン・リポヴィッツとレムコ・エヴェネプールのダブルエース体制で個人総合優勝を狙う

© Maximilian Fries/Red Bull Content Pool

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエが7月4日のツール・ド・フランス2026開幕を前に、チームメンバーを発表した。ドイツ国籍のワールドチーム、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエにとって、今年はボーラ=ハンスグローエ時代から数えると13回目、現体制では3回目のツール・ド・フランスになる。
ツール・ド・フランス2026チーム編成:
  • レムコ・エヴェネプール(ベルギー)
  • フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)
  • ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア)
  • マクシム・ファン・ヒルス(ベルギー)
  • マッティア・カッターネオ(イタリア)
  • ヤン・トラトニク(スロベニア)
  • ニコ・デンツ(ドイツ)
  • ティム・ファン・ダイケ(オランダ)
02

エヴェネプールとリポヴィッツのダブルエース体制

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエのツール・ド・フランス2026におけるGC戦略は、エヴェネプールとリポヴィッツというロードレースシーンで最も有望なライダー2人による2ウェイアタックだ。
エヴェネプールは2025-26シーズンのオフにツール・ド・フランス優勝を意識してレッドブル=ボーラ=ハンスグローエに加入した。
現在26歳のベルギー人ライダーはグランツール優勝経験を持ち(2022年のブエルタ・ア・エスパーニャ)、パリオリンピックのロードレースとタイムトライアルで2冠を達成し、世界選手権で4勝(ロードレース1勝・タイムトライアル3勝)するなど、ロードレース最高峰で活躍できることを証明してきた。
ツール・ド・フランス2026は彼にとって3回目のツールだ。2025年のツールは病気のため第14ステージでリタイアしていたため、雪辱を果たす大きな機会になる。
リポヴィッツは内向的な性格だが、エヴェネプールはスポットライトに慣れている

リポヴィッツは内向的な性格だが、エヴェネプールはスポットライトに慣れている

© Maximilian Fries/Red Bull Content Pool

エヴェネプールだけがチームの希望ではない。ドイツ出身のフロリアン・リポヴィッツはツール・ド・フランスデビューを飾った2025年に大活躍をした。
このレースの序盤はプリモシュ・ログリッチのサポート役を務めていたリポヴィッツだったが、最終週に入るとリポヴィッツの方が調子を上げていき、キャリアの短さを感じさせない経験と能力を披露して、タデイ・ポガチャルヨナス・ヴィンゲゴーに次ぐ個人総合3位でレースを終えると、チーム初のマイヨ・ブランも獲得した。
現在25歳のリポヴィッツはツアー・オブ・スロベニア優勝ツール・ド・ロマンディのタデイ・ポガチャルに次ぐ2位など、今年の前哨レースでも素晴らしい活躍を見せてきた。
多くのチームは特別なライダーひとりをGCのエースとして起用するが、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエはダブルエースも十分に機能することを証明済みだ。2026年5月のジロ・デ・イタリアではジャイ・ヒンドレージュリオ・ペリツァーリをダブルエースに据え、ジャイ・ヒンドレーがヨナス・ヴィンゲゴーとフェリックス・ガルに続く個人総合3位を獲得した。
03

山岳はジャイ・ヒンドレーとマクシム・ファン・ヒルス

ジロ2025で個人総合3位に輝いたジャイ・ヒンドレー

ジロ2025で個人総合3位に輝いたジャイ・ヒンドレー

© RCS Sports & Events / Red Bull Content Pool

エヴェネプールとリポヴィッツが個人総合で活躍するためには、第1週から早くも始まる山岳ステージでのアシスト(ドメスティーク)が欠かせない。そして、このタイプのステージでは、優れたクライマーがエースのアシストにおいて重要な役割を担うことになる。
まず、チームのエースがマイヨ・ジョーヌを手にできている状況なら、アシストのクライマーたちがライバルチームのアタックを潰したり、エースを守ったり、エースを牽いたりする。一方、ライバルチームを追う状況なら、彼らは強烈なペースでアタックを仕掛けてライバルチームのクライマーたちを疲弊させ、ライバルチームのエースを孤立させる。
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエのクライマーたちは多様な経験を備えているため、計7日間設定されている今年のツールのすべての山岳ステージでエヴェネプールとリポヴィッツを助けることができるはずだ。
怪我から復帰したマクシム・ファン・ヒルス

怪我から復帰したマクシム・ファン・ヒルス

© Twila Federica Muzzi/Red Bull Content Pool

オーストラリア出身のジャイ・ヒンドレーはグランツール優勝に必要な条件を理解しており、個人総合3位でフィニッシュしたジロ・デ・イタリアから十分に休養してツールを迎える。現在30歳のヒンドレーは2023年のピレネー山脈でツール・ド・フランスのステージ初優勝を挙げているため、第3ステージからのピレネー山脈でのバトルで大いに貢献してくれるはずだ。
一方、マクシム・ファン・ヒルスツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプからレースに復帰。クライムが非常に多いステージで逃げ集団から抜け出して勝利を挙げている。今年はこの26歳のベルギー出身ライダーにとって3回目のツールだが、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエには2025年に加入したため、同チームのライダーとしては初めてのツールになる。
04

丘陵と平坦は経験とヤングパワーの融合

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエの第一目標は、エヴェネプールとリポヴィッツを守り、2人をGC優勝候補としてキープすることだ。そして丘陵ステージと平坦ステージでこの目標達成をアシストするのが、ヤン・トラトニクマッティア・カッターネオニコ・デンツティム・ファン・ダイケの4人だ。
トラトニクは経験豊富なライダーで、現在36歳の彼はチームのロードキャプテンを担い、激しい駆け引きが行われるレースを通じてチームを管理しながら、チームの狙い通りのペースとポジションの実現を目指す。
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ

© Oriol Castello/Red Bull Content Pool

現在35歳のカッターネオベテランライダーで、バルセロナで15回目のグランツールを迎える。歴戦のライダーである彼はタイムトライアルのスペシャリストでもあるため、チームタイムトライアルが設定されている開幕ステージでチームを好位置へ導く役割を担うはずだ。
ドイツ人ライダーのデンツは2回目のツール・ド・フランスを迎えるが、このルーラーはジロ・デ・イタリア2025でヒンドレーのサポート役を担っており、今シーズンのグランツールの雰囲気を経験済みだ。逃げを得意とする彼は、ジロではステージ優勝を3回記録しており、今年のツールでも隙を突いてステージ優勝を狙ってくるだろう。
ファン・ダイケ今年ツールデビューを飾るが、オランダ出身の彼はワンデイレーススペシャリストながらグランツールもすでに2戦経験済みで、3週間に及ぶ長期戦の戦い方を十分に理解している。高地合宿で鎖骨を骨折してしまったため出遅れたが、ツールは万全なコンディションで迎える予定で、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエの重要な歯車のひとつとして活躍するはずだ。
▶︎RedBull.comでは世界から発信される記事を毎週更新中! トップページからチェック!

関連コンテンツ

レムコ・エヴェネプール

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエの若きエースとして期待されるベルギー人トップロードレーサー

ベルギーベルギー
プロフィールを見る