サイクリング
ツール・ド・フランス2026:エヴェネプール&リポヴィッツのダブルエースを徹底比較
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエはダブルエース体制でツール・ド・フランス2026に臨んでいる。こライダー2人の対照的なスタイルや個性を徹底比較!
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエが過去2年のマイヨ・ブラン獲得ライダーたちによるダブルエース体制を敷いて以来、レムコ・エヴェネプールとフロリアン・リポヴィッツがツール・ド・フランス2026でどのように共存するかについて憶測が渦巻いてきた。
エヴェネプールはグランツール優勝経験を持ち、オリンピックチャンピオンであり、サイクリングシーン最大のスターのひとりだ。片やリポヴィッツはエヴェネプールとほとんど同い年で、昨年のツール・ド・フランスで表彰台を獲得してブレイクスルーを果たしたが、実績はエヴェネプールに比べればはるかに乏しい。
多くの人は、エヴェネプールの加入はリポヴィッチの野心にとって脅威になると予想していた。ところが、リポヴィッツはダブルエース体制を受け入れ、通常のグランツールチームでは当たり前となっている伝統的なヒエラルキーに挑戦している。
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レッドブル=ボーラ=ハンスグローエのダブルエース体制が機能する理由
どちらのライダーもツール・ド・フランスで総合優勝を挙げるだけの野心と才能を持ち合わせているが、リポヴィッツとエヴェネプールは平等な立場でツール・ド・フランス2026をスタートしている。
大胆な戦略のように思えるが、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエのコーチングディレクターを務めるジョン・ウェイクフィールドは、このライダー2人はコインの裏表のような関係であり、チーム内に摩擦は起きないと自信を見せる。
「レムコとフロは陰と陽であり、炎と氷です。互いを脅かすのではなく、むしろ互いを自由に解き放つ2つの対極なのです」とウェイクフィールドは語る。
チームマネジャーのラルフ・デンクも、このダブルエース戦略は成功すると確信しており、ライダー2人がコース上で競い合うことを歓迎している。
デンクは、ベルギーのフラマン語紙のHet Laatste NieuwsとHet Nieuwsbladに対して次のように語っている。「いずれ、どちらかが好調になる日が来るでしょうし、コース上で競い合わなければならない日も来るでしょう。いずれにせよ、私はこの体制が機能することを確信しています」
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エヴェネプール vs リポヴィッツ:ダブルエース比較
レムコ・エヴェネプール
フロリアン・リポヴィッツ
生年 🗓️
2000年
2000年
ニックネーム 🎭
シェプダールのカニバル
リポまたはリポフリッツ
国籍 🌍
ベルギー
ドイツ
ワールドツアーデビュー 🚴♂️
2019年
2023年
ツール・ド・フランス最高順位 🇫🇷
総合3位(2024年)
総合3位(2025年)
ブエルタ・ア・エスパーニャ最高順位 🇪🇸
総合優勝(2022年)
総合7位(2024年)
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他のトップライダーたちと一線を画すリポヴィッツの個性
ウェイクフィールドによる比喩を完全に理解するためには、リポヴィッツのスタイルを知っておく必要がある。事実、彼はその他のトップGCライダーの大半と大きく異なっている。
もし道端で彼と出会ったとしても、この男がサイクリングシーンのライジングスターのひとりであることにまず気付かないはずだ。童顔と大きな瞳、そして少し内気な振る舞いは、高校を卒業したばかりでまだ自分の将来を自問自答している若者のようにも見える。
しかし、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエと挑むツール・ド・フランス2026が順調に進めば、リポヴィッツは誰も予想できないタイミングでアタックを仕掛けるクライマーに変貌するだろう。とはいえ、彼は注目やフォロワーを集めるためにサイクリングを始めたわけではない控えめな若者のままだ。彼は思いがけず脚光を浴びる存在になったのだ。
レムコとフロは互いを脅かすことのない2つの対極です
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スター性を放つエヴェネプール
ダブルエースのもうひとり、エヴェネプールは史上最高のタイムトライアリストと考えられてきたが、2024年夏のオリンピック以降はベルギーの国民的ヒーローにもなった。言っておくと、ベルギーはブラジルがサッカー選手を讃えるのと同様にサイクリストを讃える国だ。
「レムコに多くよりのスポットライトが当たることで、私が一歩引いていられるのは良いですね。私へのプレッシャーがかなり軽くなります」と、リポヴィッツはエヴェネプールについて語る。
記者会見、メディアデイ、チームプレゼンテーションを問わず、どこであろうとエヴェネプールはまるで磁石のように無数のフラッシュライトを集める。Instagramで1億3千万人ものフォロワーを抱えるエヴェネプールの来歴はまるでよくできたフィクションのようだ。
かつてはベルギーのサッカーチーム、アンデルレヒトに所属する才能豊かな若手選手だったが、骨盤骨折でサッカーキャリアに終止符を打たれたため、サイクリングが新たな情熱の対象となった。
あらゆる注目がエヴェネプールに集まれば、リポヴィッツは自分が一番得意な方法、つまり注目を浴びず、静かに仕事を進めることが可能になる。望む限り最高の避雷針の陰に隠れながら。
「レムコであろうと私であろうと関係ありません。私たちのどちらかがツール・ド・フランスの先頭集団の中にいれば、お互いを嬉しく思えますし、チームとして誇りに思えます」
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