The FC Red Bull Salzburg team celebrate in their dressing room.
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サッカー

【2022-23シーズン優勝&リーグ10連覇達成!】レッドブル・ザルツブルク:勝利の歴史

レッドブル・ザルツブルクが2022-23シーズンのオーストリア・ブンデスリーガを制し、リーグ10連覇を達成した。その勝利の歴史を簡単に振り返っていく。
Written by Brian Homewood
読み終わるまで:6分Published on
レッドブル・ザルツブルク2022-23シーズンのオーストリア・ブンデスリーガ優勝を決めてリーグ10連覇を達成した瞬間、本拠地レッドブル・アレナは歓喜の渦に包まれた。
また、ホームで迎えたシュトゥルム・グラーツ戦、88分にカリム・コナテが決めたゴールによって、マティアス・ヤイスレ監督率いるチームは2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ出場権も獲得した。
10シーズン前の記録尽くめの “タイトル獲得” は、トレードマークの一瞬も目が離せないアグレッシブなサッカーによって10シーズンも続く “リーグ支配” へと進化した。
今回はレッドブル・ザルツブルクのリーグ10連覇の歴史を簡単に振り返っていくことにしよう。
01

2013-14:記録的なシーズン

スポーティングディレクターにラルフ・ラングニック、監督にロガー・シュミットを据えた体制は2シーズン目に安定し、ザルツブルクはホームで圧倒的な強さを見せ、記録更新を続けていった。
ザルツブルクのハイプレスに他のクラブが対応できなかった結果、チームはリーグ最多記録更新となる36試合110ゴール・得失点差75を記録し、これまた記録更新となる8試合を残しての優勝を手にした。サディオ・マネが攻撃陣を牽引し、ホナタン・ソリアーノ・カサス31ゴールリーグ得点王に輝いた。
ホナタン・ソリアーノ・カサス

ホナタン・ソリアーノ・カサス

© GEPA pictures/Red Bull Content Pool

02

2014-15:ソリアーノ・カサスが2シーズン連続得点王

ロガー・シュミットが去り、SVグレーディヒで結果を出していたアドルフ・ヒュッターが新監督に就任。さらにはマネもサウサンプトンへ移籍したため、新チームが機能し始めるまでは少し時間がかかったが、12節に首位を奪ったあとは盤石で、そのまま優勝を手にした。ソリアーノ・カサスが31ゴールを決めて2シーズン連続でリーグ得点王に輝いた。
03

2015-16:ウィーン勢との争い

ナビ・ケイタが台頭してザルツブルクのリーグ3連覇に貢献し、ソリアーノ・カサスも21ゴールを決めて3シーズン連続でリーグ得点王に輝いた。しかし、実際のリーグはFKアウストリア・ウィーンとラピード・ウィーンとシーズンを通じて首位を争う激しい展開となった。
シーズン開幕直前にアドルフ・ヒュッターを引き継いだペーター・ツァイドラーが冬季休暇前にチームを去ると、オスカル・ガルシアが引き継ぎ、南野拓実も1月から加入(2019年12月まで在籍)。変化が続いたチームだったが3月にラピード・ウィーンから首位を奪うと、そのまま2試合を残してリーグ3連覇を決めた。
04

2016-17:新時代の始まり

ケイタとソリアーノが去ったため、オスカル・ガルシア監督はメンバー再編の必要に迫られたが、ザルツブルクは自己改革が得意であることを幾度となく証明してきたクラブであり、モネアス・ダブールアマドゥ・ハイダラの加入によって今回も上手く軌道に乗っていった。
2人に加え、GKアレクサンダー・ヴァルケ、DFパウロ・ミランダ、DFシュテファン・ライナー、MFコンラート・ライマーヴァロン・ベリシャなども活躍し、アンドレアス・ウルマーリーグ最優秀選手に輝いた。
アンドレアス・ウルマー

アンドレアス・ウルマー

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05

2017-18:ダブールの活躍

ユースチームの監督だったマルコ・ローゼがトップチームの監督に就任したが、若き新監督はその選択が正しかったことをすぐに証明した。ザルツブルクは再びリーグを圧倒し、22連勝を記録して2位に勝ち点差13・得失点差52をつけて5連覇を達成した。モネアス・ダブールが22ゴールでリーグ得点王に輝き、ベリシャがリーグ最優秀選手に選ばれた。
06

2018-19:ローゼ体制での連覇

多くの意味で、このシーズンは前シーズンの繰り返しとなった。ローゼが再び指揮を執ったザルツブルクは開幕10連勝を飾るとそのままリーグを制した。また、20ゴールを決めたダブールが再びリーグ得点王に輝いた。
また、このシーズンからオーストリア・ブンデスリーガがプレーオフ制へ変更された。ザルツブルクは2位に勝ち点9差をつけてレギュラーシーズンを終えたあとその半分となる4ポイントのリードを持ってプレーオフへ進出。最後はLASKリンツに2-0で勝利して優勝を決めた。
07

2019-20:ハーランドの台頭

マルコ・ローゼがドイツ・ブンデスリーガへ向かい、ジェシー・マーシュが新監督に就任。マーシュは米国人初のヨーロッパトップリーグ監督となった。このシーズンは、アーリング・ハーランド前半14試合で16ゴールを決めてその才能のポテンシャルを遺憾なく発揮したが、冬季移籍市場でボルシア・ドルトムントへ移籍した。
しかし、ハーランドが抜けたあともパトソン・ダカが好調を維持し、リーグ2位となる24ゴールを決めてチームに貢献。ザルツブルクは110ゴールを決め、2位ラピード・ウィーンに勝ち点差12をつけて7連覇を達成した。
ゴールを喜ぶハーランド

ゴールを喜ぶハーランド

© Markus Berger/Red Bull Salzburg

08

2020-21:ザンビア代表コンビの活躍

ザンビア代表パトソン・ダカのシーズンとなり、27ゴールを決めた彼はリーグ得点王最優秀選手賞を同時に手にした。
マーシュ体制の2シーズン目は、メルギム・ベリシャセク・コイタがダカと同郷のエノック・ムウェプとともに攻撃陣を牽引。結果、ザルツブルクはリーグ最多となる94ゴールを決め、プレーオフでも2位ラピード・ウィーンに勝ち点差15をつける強さを見せて8度目のタイトルを手にした。
ジェシー・マーシュ

ジェシー・マーシュ

© Markus Berger/Red Bull Content Pool

09

2021-22:マティアス・ヤイスレ新監督

ザルツブルクが33歳だったマティアス・ヤイスレ監督をトップチームデビューさせて才能溢れる若手監督にチャンスを与える伝統を維持すると、ヤイスレ監督はその期待に応え、デビューシーズンでタイトルを手にした。
19ゴールを決めたカリム・アデイェミリーグ得点王に輝き、オーストリア代表ニコラス・ザイヴァルト最優秀新人選手に輝いたが、DFラスムス・クリステンセンマキシミリアン・ウーバー、MFモハメド・カマラなどを含む他の選手たちも活躍した。
ザルツブルクはわずか3敗でレギュラーシーズンを終えると、プレーオフでもシュトゥルム・グラーツに勝ち点差15をつけて優勝した。
マティアス・ヤイスレ監督

マティアス・ヤイスレ監督

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10

2022-23:リーグ10連覇達成!

ヤイスレ監督が続投されたこのシーズン、ザルツブルクは2試合を残してリーグ10連覇を達成した。ノア・オカフォーベンヤミン・シェシュコザイヴァルトが素晴らしい活躍を見せたチームはレギュラーシーズンをわずか1敗で終えた。攻守が完全に噛み合っていた彼らは再びチャンピオンズリーグ出場権を手にした。
10連覇をファンと喜ぶ選手たち

10連覇をファンと喜ぶ選手たち

© FC Red Bull Salzburg via Getty Images

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