HYROX世界選手権2026:完全ガイド
2026年6月、スウェーデン・ストックホルムに世界最速&最強のHYROXアスリートたちが一堂に会する。その目標はただひとつ、「世界選手権の栄冠を勝ち取る」だ。この頂点を決める戦いの出場アスリートを含めた基本情報をまとめた!
ストックホルムへと続く道は、いよいよ最終局面を迎えている。世界各地で行われてきたフルシーズンの予選レースを経て、HYROX世界選手権2026には、ワールドタイトルを狙うエリート15の実力者たちから、スウェーデンでの大舞台への出場権を勝ち取った年齢別アスリートまで、スピードと一貫性を備えているアスリートたちが集結する。
今回のガイドでは、出場アスリート、エリート15 / エリートダブルスの優勝候補、そして世界選手権の出場資格など、ストックホルムで開催されるHYROX世界選手権2026の注目ポイントを詳しく解説していく。
プロレースをフォローしているファンやHYROXレース挑戦を考えているアマチュアを問わず、世界選手権に向けた展望、そして最重要局面で成功を収めるために必要な条件などについて読み進めていこう。
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2026年HYROX世界選手権の開催日程
2026年HYROX世界選手権は、6月18日から21日までスウェーデン・ストックホルムに位置するストロベリー・アリーナ(収容人数6万5,000人)で開催される。
アリーナの照明の下ですべてのHYROXアスリートの上位0.5%に位置するトップアスリートたちがワールドチャンピオンの座を巡って激しい戦いを繰り広げる。その中には、アレクサンダー・ロンチェビッチ、ティム・ヴェニッシュ、ヒッデ・ウィールスマ、そしてディフェンディングチャンピオンのリンダ・メイヤー、ジョアンナ・ヴィトリック、ジェイク・ディアデン、ルーシー・プロクターたちが含まれており、全員がシングルスとダブルスに出場する。
これまで世界選手権はマンチェスター(英国)、ニース(フランス)、シカゴ(米国)で開催されてきた。
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2026年注目のアスリート
2026年4月のワルシャワ・メジャー後、男子のタイトル争いは激化している。メジャーごとにランキングが変動しているが、この新規スポーツの頂点は以下のアスリートたちで形成されている。
アレクサンダー・ロンチェヴィッチ
ロンチェヴィッチは2025-26シーズンのキングだ。2026年4月のワルシャワ・メジャーで、オーストリア出身のロンチェヴィッチは51分59秒を記録して史上初の52分切りを達成した。ロンチェヴィッチは長年のライバルであるディラン・スコット、ティム・ヴェニッシュとともに男子シングルス優勝最有力候補としてスウェーデンに挑む。
ジョアンナ・ヴィトリック
2025-26シーズンの4メジャーすべて(ハンブルク / メルボルン / フェニックス / ワルシャワ)の女子シングルスを制してグランドスラムを達成した上にワルシャワではローレン・ウィークスに30秒以上、それまでの最速記録を90秒上回る54分25秒を記録して女子史上最高のシーズンを送ったヴィトリックは、好調の波に乗ってスウェーデンを迎える。
03
HYROXエリート15
エリート15はHYROXの男女それぞれのトップ15を意味する。すべてのアスリートが、グローバルメジャーの表彰台フィニッシュ、国・地域別選手権優勝、またはプロ部門ランキング年間1位を記録して世界選手権の出場権を獲得している。以下に男女別エリート15を紹介しよう:
エリート男子シングルス
- アレクサンダー・ロンチェヴィッチ
- ディラン・スコット
- ヒッデ・ウィールスマ
- ティム・ヴェニッシュ
- ハンター・マッキンタイア
- チャーリー・ボッテリル
- ジェームズ・ケリー
- リッチ・ライアン
- ショーン・ノーブル
- コール・ラーン
- トマーシュ・トヴルジーク
- デクスター・ブキャナン
- セバスチャン・イヴァセン
- ルイス・オスレール
- ルーク・グリア
エリート女子シングルス
- ジョアンナ・ヴィトリック
- ヴィヴィアン・タフト
- ローレン・ウィークス
- ルーシー・プロクター
- ジェス・ペトロウ
- シニード・ベント
- リンダ・マイアー
- ガブリエル・ニコラ=ベイカー
- レナ・プッタース
- モーガン・シュルツ
- セカ・アーニング
- カリプソ・シェリダン
- アリッサ・マケレニー
- エミリー・ダーメン
- ステファニー・オズワルド
04
HYROXエリート15男女ダブルス
エリート女子ダブルス
- ジョアンナ・ヴィトリック&ジェス・ペトロウ
- ザラ・ピエルジャンニ&ガブリエラ・モリアーティ
- マーゴット・ヴァンデンリンデンルーフ&シャーロット・ヴァンデンリンデンルーフ
- シニード・ベント&ルーシー・プロクター
- ダネル・ロウ&ヴィッキー・マッキントッシュ
- セカ・アーニング&マヌエラ・ガルシア・カパロス
- ローレン・ウィークス&ヴィヴィアン・タフト
- メラニー・マウアー&ジェニファー・ニコラウス
- キャサリン・ファスベンダー&モーガン・シュルツ
- アランドラ・グリーンリー&クリス・ルゴロスキ
- イダ・マチルデ・スティーンガード&エリ・ステンフォース
- メグ・マーティン&カリプソ・シェリダン
- チャーリー・サール&ローレン・ストックリー
- ジェイド・スキレン&キャット・パーネル
- ヤナ・レーベンシュテット&ヴィオラ・オーバーレンダー
現在、誰もがストックホルムに注目しているが、最近の数ヶ月で世界選手権の優勝候補が誰なのかが徐々に見えてきている。ワルシャワ・メジャーの女子エリートダブルスでは、ローレン・ウィークス / ヴィヴィアン・タフト組がフェニックスでの自分たちの記録を11秒上回る53分でフィニッシュして優勝し、2位には21秒遅れでジョアンナ・ヴィトリック / ジェス・ペトロウ組が入った。ここにルーシー・プロクター / シニード・ベント組を加えた3組が女子エリートダブルスの優勝候補と言えるだろう。果たしてどの組が勝つのだろうか?
一方、オブスタクルコースレース(OCR)とHYROXの両方で成功を収めていることで知られるデンマーク出身のイダ・マチルデ・スティーンガード(35)は、ニースでの女子プロシングルスで1時間1分29秒を記録した。カトヴィツェでの女子プロダブルスでもエリ・ステンフォースと組んで54分45秒(同部門史上11番目のタイム)を記録しているため、ストックホルムでも番狂わせを起こす可能性が十分にある。
エリート男子ダブルス
- アレクサンダー・ロンチェヴィッチ&ティム・ヴェニッシュ
- ジェームズ・ケリー&ジェイク・ディアデン
- ヒッデ・ウィールスマ&ティエリ・ヴィリゲンベルク
- チャーリー・ボッテリル&オリー・ラッセル
- ピーター・マース&トム・フランセンス
- ジェレミー・マコーネル&ファビアン・アイゼンラウアー
- ジェイク・ウィリアムソン&ハンター・マッキンタイア
- リッチ・ライアン&ペラヨ・メネンデス・フェルナンデス
- グスタフ・コルドゥア&セバスチャン・イヴァセン
- ディラン・スコット&ステファン・ペルコファー
- ルーク・グリア&ハリー・トンプソン
- ジェームズ・ニューベリー&デーン・フルード
- マールテン・エントホーフェン&ルイス・オスレール
- マルタン・ルコルニュ&グザヴィエ・デュフール
- マルコ・ニチッチ&アレクシ・ベルニエ
今シーズンのエリート男子ダブルスは強豪がひしめき合っているが、それぞれがHYROX世界記録を保持するトップアスリート2人、アレクサンダー・ロンチェヴィッチとティム・ヴェニッシュが再びコンビを組む。2026年世界選手権の優勝候補に見なされているこの強力なコンビは、ロンドンでの47分41秒という素晴らしい記録での優勝に続いて、ストックホルムで優勝を狙う。
アリーナの照明の下で、エリート中のエリートと呼べる2人は男子シングルスでの成功をダブルスに持ち込む。ロンチェヴィッチはワルシャワ・メジャーで男子シングルス最速記録を更新しており、ヴェニッシュは2025年世界選手権の男子シングルスで優勝した上に、その48時間後にはロンチェヴィッチとダブルス初優勝も記録した。連覇を達成できるだろうか?
もう1組の男子ダブルス優勝候補がジェイク・ディアデンとジェームズ・ケリーのコンビだ。このコンビはフェニックスで49分31秒を記録した。HYROXマスタートレーナーとしても活躍するディアデンの高度な戦術にAPAC男子シングルス優勝経験を持つケリーの強烈なパワーを組み合わせてくる彼らは、ストックホルムでも注目すべき存在だ。
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HYROX世界選手権2026:出場資格
HYROX世界選手権2026への出場権獲得にあたっては、最も優秀なアスリートのみがストックホルムでの最終決戦に出場できるよう基準が引き上げられた。ほとんどの場合、予選はHYROXプロディビジョンのアスリートしか参加できないようになっている。
60歳以上の年齢別グループ、男女混合ダブルス、あるいは特定のリージョナル選手権に出場する場合を除き、アスリートたちはHYROXプロ仕様のウエイトとルール下で実力を試し、出場権を獲得しなければならない。出場権は、世界各地で行われるHYROXレースのいずれかの各年齢別部門で上位に入賞した者に与えられ、枠数はその特定のウェーブの参加者総数によって変動する。
また、ファイナルの特別感を維持するべく、2026シーズンでは「イニシャルオファー制」が導入されている。予選通過を通知するEメールが届くと、アスリートたちは72時間以内に出場登録の手続きを完了しなければならない。
もし72時間以内に出場登録を完了しなかったり、あるいは出場を辞退したりした場合、当該の出場枠は次点のアスリートに繰り下げられず、自動的に消滅する。このイニシャルオファー制における唯一の例外として、すでに出場登録済みのアスリートが同一部門で再び上位入賞した場合、その枠は次点のアスリートに繰り下げて付与される。
ダブルスの場合、パートナーは予選通過の時点で固定され、交代は固く禁じられている。HYROX世界選手権2026では、“セカンドチャンス” が一切存在しない。アスリートたちは即座に出場枠を確定する必要があり、さもなければそのチャンスは泡と消えてしまう。
エリート15については、フェニックス / メルボルン / ワルシャワ / ハンブルグの全4戦で行われる今シーズンのグローバルメジャーのうち1戦で3位以内に入賞したアスリート、あるいは北南米 / EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)/ APAC(アジア太平洋地域)のリージョナル選手権で優勝したアスリートに世界選手権の出場枠が確保される。
残りの出場枠は日々更新されるワールドランキングで埋められ、戦う準備が整った世界最強アスリート男女15名ずつだけがスタートラインに並ぶことになる。
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HYROXのレース形式
ストックホルムで開催される世界選手権2026はHYROX世界最高峰に位置するが、HYROXのフォーマットは世界数百万人のアスリートにとって、標準化されたグローバルベンチマークであり続けている。
HYROXシングルスのフォーマットは、単純明快なようで実は奥が深い。1kmランを8本行い、各ランの間には、筋力と持久力をテストするために設計されたワークアウトステーションが設置されている。
HYROXダブルスでは、2名1チームが1kmラン8本分(合計8km)と8種類のワークアウトステーションをコンビでクリアしていく。レース中はどちらもランを行わなければならないが、各ステーションでは好きなようにエフォートを分担できる。ステーションでは2人同時に取り組めないので、お互いの強みを活かす、または半分ずつ分担するなど、戦略的に交代することができる。
ロンドン、ストックホルムを問わず、HYROXのコースは世界共通のため、アスリートたちはワールドランキングで自分のパフォーマンスを世界中の他のアスリートと比較できるが、ステーションからランへそのままトランジションするため、リカバリー時間は一切設けられていない。
ストックホルムでも、その他のローカルイベントでも、疲労状態で以下の8種類のファンクショナルムーブメントを極めることが成功の決め手となる。
- 1km スキーエルゴ
- 50m スレッドプッシュ
- 50m スレッドプル
- 80m バーピーブロードジャンプ
- 1km ローイング
- 200m ファーマーズキャリー
- 100m サンドバッグランジ
- 100回 ウォールボール
07
HYROX世界選手権2026:観戦方法
世界中のHYROXアスリートのうち、スウェーデンでの世界選手権への出場権を獲得できる者はわずか上位0.5%しかいない。そのため、HYROX世界選手権はこのスポーツの歴史において最も格式が高く、最もハイレベルなイベントとなっている。
ファンたちは、HYROX公式チケットサイトで観戦チケットを入手して、世界最高峰のバトルを目撃できる。
現地観戦できないファンや遠方のファンのために、HYROX世界選手権2026はHYROX公式YouTubeチャンネルでライブ配信され、世界記録挑戦や表彰台争いが世界中のオーディエンスにくまなく届けられる。この機会にHYROX公式YouTubeにチャンネル登録しておこう。
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他の注目アスリート
ルーシー・プロクター
現在22歳のプロクターは今シーズンにブレイクスルーしたアスリートだ。年齢別チャンピオンからエリート15入りを果たした彼女は、メルボルンで表彰台フィニッシュを記録してワールドクラスの才能を備えていることを証明。HYROXネイティブ世代の代表である彼女は、他のスポーツの経験を備えていないが、8種類のワークアウトステーションを通じて高い運動能力を鍛え上げてきた。
ヒッデ・ウィールスマ
ロンドンで好成績を収めた現在24歳のウィールスマは前世界記録保持者であり、男子屈指のユニークな経歴の持ち主だ。オランダ出身のウィールスマは男子史上初の53分切りを記録したが、6週間後のワルシャワでロンチェヴィッチに最速記録を塗り替えられた。フィールドホッケーで優秀な成績を収めてきたウィールスマは、ランニング出身アスリートの多くが備えていない水平方向の爆発力を備えている。スレッドプルとファーマーズキャリーでのパフォーマンスに注目したい。
イダ・マチルデ・スティーンガード
イダ・マチルデ・スティーンガードは真のクロスオーバーアスリートだ。デンマーク出身の彼女はオブスタクルコースレース(OCR)で成功を収めたあと、フィットネスレースに進出。OCRの世界選手権を複数回制し、ヨーロッパ選手権でも表彰台フィニッシュを記録していた彼女は優れた持久力と高精度のテクニックをHYROXに活かして、すぐにエリート15入りを果たした。HYROXでもメジャーのプロ部門で複数の表彰台フィニッシュを記録してランキング上位に位置し続けているという事実は、彼女の成長スピードの高さを物語っている。
ローレン・ウィークス
ワールドチャンピオンに3回輝いているローレン・ウィークスを優勝候補から外すことはできない。最近はジョアンナ・ヴィトリックが好調だが、ウィークスはレースの戦い方を熟知しており、大きなプレッシャーがかかる世界選手権でも実力を発揮できる。世界選手権を複数回制してきたウィークスは、アリーナでも安定したペースでレースを進められる能力の持ち主で、ヴィトリックに立ち向かうことができる唯一の女子アスリートだ。
ディラン・スコット
世界最速記録を保持しているのはロンチェヴィッチだが、ディラン・スコットも十分に王座を狙えるスピードの持ち主だ。スコットがワルシャワで記録した52分40秒は世界記録になっていてもおかしくなかった。スコットの特徴は、トランジションに少しでも手間取るアスリートをあっさりと抜いてしまえる高いスピードだ。
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HYROX世界選手権の賞金
HYROX世界選手権の正式な賞金総額は明らかにされていない。しかし、2025年のエリート15のシングルスでは、1位に3万米ドル、2位に2万米ドル、3位に1万2,000米ドル、4位に7,000米ドル、5位に6,000米ドルが賞金として渡された。
また、ダブルスでは1位に1万2,000米ドル、2位に1万米ドル、3位に5,000米ドル、4位に3,000米ドル、5位に1,000米ドルが用意された。
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HYROX世界選手権のレーススケジュール
2026年HYROX世界選手権はスウェーデンで4日間に渡って開催される。初日の6月18日(木)は、国別の入場行進が行われたあと、開会式が開催される。
その後、現地時間午後7時(日本時間翌日午前2時)からエリート15女子シングルスがスタートし、午後8時30分(日本時間翌日午前3時30分)からエリート15男子シングルスがスタートする。翌日金曜日午前7時30分〜午前11時35分(日本時間6月19日午後2時30分〜午後6時35分)に年齢別プロ女子、翌日金曜日の午前11時55分〜午後4時05分(日本時間6月19日午後6時55分〜午後11時05分)に年齢別プロ男子が予定されている。
そのあとはチーム系カテゴリーが開催される。金曜日午後8時15分(日本時間翌日午前1時15分)からはエリート15プロ女子ダブルス、午後9時30分(日本時間翌日午前2時30分)からはエリート15プロ男子ダブルスが予定されている。そして、プロ男子ダブルスが土曜日午前7時30分(日本時間午後1時30分)、プロ女子ダブルスが午後12時25分〜午後5時(日本時間午後7時25分〜翌日午前0時)に開催される。
最終日の日曜日には混合ダブルスが午前7時30分(日本時間午後1時)から開催されたあと、招待制のアダプティブ女子が午後2時40分(日本時間午後9時40分)、アダプティブ男子が午後4時30分(日本時間午後11時30分)から開催され、最後に招待制の混合リレーが午後7時45分(日本時間翌日午前2時45分)から開催される。
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